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1回表 映画レビュー ビビッと感電したあとはベロが垂れるほど脱力するものよ』 reviewed by ミリオンダラ子 2003年10月14日
1回裏 映画レビュー 木更津キャッツアイ 日本シリーズの見方 reviewed by キリエ 2003年10月22日
2回表 映画みどころ集 各キャストのみどころシーン集、見逃し&聞き逃しがちシーン集 2003年11月26日
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1回裏

1回表   by ミリオンダラ子 
映画「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」ハーレミックレビュー集 〜 ネタバレ注意  2003年10月10日
 ビビッと感電したあとはベロが垂れるほど脱力するものよ

まるで電気イスにでも座ったかのようなタイトルをつけてしまいましたが、キャッツは期待を裏切りませんね。のっけから相当スゴイです。覚悟が必要です。立て続けにすごいです。目を皿のように、そして耳をダンボのように研ぎ澄ましていないと、ビデオも録れない水モノの映画ですから確認作業ができないしエライことになります(笑)。ひとつ大笑いしている間にセリフがどんどん先に進んでしまうから、爆笑したいけど自分の声でセリフが聞こえなくなるし、でも笑っちゃうしで、とうとう後半は怪しい含みわらいでヘンな顔してこらえていました。・・・これだけをとってもヘンな映画(笑)。

ハッキリ言って展開は読めてるんですよ、明らかに。バカバカしいのは承知なのにそれでもやっぱり楽しいし、ハッチャケてて、おまけにいとおしい。泣きもしっかり3回ぐらい入ります。ユンソナちゃんもウッチャンも皆さんが想像しているよりは、ずっとスンナリ受け入れられると思いますよ。2人とも相当濃いキャラに上がってますし、何しろこのストーリー展開に合ってると思えるほどキャスティングを聞いた時に感じた違和感がウソのようです。とにかく、ドラマの時に週代わりでゲストキャストが出ていた時の感覚で見ていただけたら全然OKでしょう。

しかしねぇ〜、バンビがエライ男前になっちゃって、しかもでっかいスクリーンで見ると、その成長は目ざましくて思わず目を細めてしまいますよ。確実にバンビが乗り移ってるし、ドラマ当時の岡田(准)くんぐらい入り込んでいますね。テンポもいいし、相変わらずのダメダメぶりとキメキメぶりにはとろけます。オジーとの再会シーンはバンビの魅力爆裂です!そして、何と言ってもアニ!この映画はアニの映画と言っても良いぐらい塚本くんの演技は冴え渡っていますよ。ムダな動きがない(なくてもいいムダなシーン自体はたくさんあるけど・笑)、うんとキレイになったし、そして果てしなくバカかわいい!天真爛漫すぎるのよー。そして彼の下の名前の謎もとけるのですが、この辺りの音声処理がクリアーじゃなくて、何て言ってんだか良くわかんねぇ(笑)。で、またひと笑いできます。
本当の通は木更津で映画を観るなら富士館で観よう。映画のロケに実際に使われたのは、外観だけが木更津東映で、内部は富士館なのです。ぶっさんとユッケのシーンや(真ん中のセクションの色の違うシートから2列前にユッケ3列前にぶっさんが着席していた「ぶっさんユッケシート」を狙え!)キャッツが追手から逃げ込んだ映画館はいずれもこの富士館。

マスターは要所、要所でブッ飛びのリアクションとセリフが炸裂。早速彼のセリフは日々の生活にパクらせて頂いています。とにかくマスターは元気。あきれるほど元気で、いい加減にして欲しいくらい(笑)。氣志團登場シーンは必見!このシーンを思いだせは辛い出来事もきっと乗り越えられるよ!他のキャストもこのシーンではマジで笑っちゃってるし。そして、うっちーは今回セリフが多い(笑)。けっこう喋りますよ。一番のツボは終盤の野球狂でのウッチャンとの1対1の絡み。このシーンはNGワードが多いので今は書けませんが、ここのシーンのうっちーが一番好き!そして何ともクドカンらしいダイアログで埋め尽くされています。あとは、南の島でのうっちーは泣かせます。さすがイッコ上という演技を見せてくれますよ。

氣志團はキャスティングとして重要なのか、いなくても良いのか(笑)良くわからないまま結局はオイシイところを持っていきますな。翔やん以外のメンバーのセリフ回しの間合いが微妙で微妙で、マジ演技なだけに余計おかしい、おかしい、おかCCざんす。

まったく予測もしていなかったようなシーンでいきなり泣かせられたり、泣く気マンマンの用意をしていると大爆笑したりと、本当に観ている側の「覚悟」なんて無視しっぱなし。逆にわかりにわかりきっているんだけど、それでもやっぱりドツボにハマって涙してしまうシーンもあって、特にラストは「終っちゃった〜」という虚無感と共にドバッと涙が出てしまいました。とにかく、この映画はドラマフリークには最高のアンサーソングだし、「おいおい、もう腹いっぱいなのに、まだ詰め込むのかよ〜」というそれ以上の展開もあったりして(それが実はちょっと鼻についたりもして正直気になるところだけど・笑)、文句なく楽しいですよ。そりゃ、あなた文句つけたいところだって多少はありますが、まずはこの奇跡に乾杯ってことで無粋な批判はやめましょう。それだけ楽しませてくれてることは間違いないしね。

そして、最後にぶっさんについて。

いつか本当に死んじゃうのかと思うと、すごく切ないんだけど、宮藤さんが制作発表で「ぶっさんの死はもうどうでもいいんじゃないかって気がしてきた」という意味も映画を見てつくづく分かりました。でも、確実にぶっさんは死ぬんです。その現実を突きつけられるシーンはちゃんとあって、どんな風に死んだか、いつ死んだかはそれこそどうでもいいんだけど、でも必ず死ぬんだっていうことは事実としてキチンと描かれている。だから、映画が終ると漠然と悲しいんですよ。ぶっさんの死というテーマは、ストーリーの大半がバカやってる作品において強烈なスパイスになっていて、それをみんなが意識する時、まさに演じている方も観ているこちらもピリリと緊張感が走るんですよね。

とにかく、すっげぇバカバカしくって、映画なのにホントあきれるぐらいバカバカしくて恥ずかしいぐらいなのに、すっげぇ悲しくて寂しくて忘れられない。終ると子供みたいに泣きなくなるもん。こんな映画は他にはないよ。親が死んでも腕がもげても見に行かないとソンしますよ!



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1回裏


1回裏   by キリエ 
映画「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」ハーレミックレビュー集 〜 ネタバレ注意  2003年10月22日
 木更津キャッツアイ 日本シリーズの見方

連ドラの終了と同時にDVDという丸くて薄い5枚の盤の世界の中だけに住む人たちになった”Our Cats”が私たちの目の前に再び帰ってくる!まずはその事実だけで打ち震えるほどの感動を憶えた。そしてありあまる期待を胸に映画を見た。まずは、「木更津キャッツアイ」の面々に再会できた事に対し、それを実現してくれた全ての人にお礼を言いたい。何千万人が署名して反対しても戦争の勃発をとめられない時代に、ささやかな愛の集合から生まれる奇跡って本当に起こるものなんだ・・・。

ドラマを熟知しているキャッツマニアなら、映画でも至る所にドラマで敷かれていた伏線をヘンデルとグレーテルのように夢中になって辿れる。だから映画を見に行く前に是非ドラマを復習して欲しい。「マトリックス・リローデット」を見る前に、必ず「マトリックス」を見る必要があるように、この映画に挑む前にドラマを復習しておけば数倍楽しめる。復習しなくてもきっと楽しめるだろうけど、ドラマを振り返ればもっと奥深く楽しめるはず。ドラマファンが映
映画鑑賞の後は、みまちのバータブへ行って、ぶっさんと公助ごっこをしよう。外壁の電飾も全てセットです。
画を見れば両者を比べて様々な批判も出るとは思う、それでも満足して楽しめるシーンは盛りだくさんに用意されているから、期待がまるっきり裏切られる心配はないと思う。それにしても毎度の事ながら、映画の一般公開に先駆けて、雑誌などで本編の重要なシーンや情報が相当ネタバレされてしまっている事実には驚愕してしまう。え〜、そこバラしちゃうの??って取材記事が多すぎるのが心配でもある。実際に映画で見て、想像に反して脱力する覚悟を持たれたい!そこがこの映画の面白さかもしれない。また自分がエキストラ参加したライブシーンが映画の中ですごく重要なシーンだった事を知って、何か大役を果たした誇らしい気分になったりもした。(笑)

それにしても映画は魔力を持っている。音響も素晴らしく(=よってセリフも聞き取り易い!)、スクリーンも大きい(=よって細かい表情が鮮明に拾える!)。だから映画館で見る「木更津キャッツアイ」はやはり別格。しかも複数の人たちと笑いや涙を共有できる愉しみもある。これから笑えるという箇所でリピーターが思わず先走って笑っていたり、役者と一緒にセリフを言ってしまったりする等のアメリカンな映画鑑賞現象が起こるかもしれない。以前この現象をアメリカで体験した時はいたく感動したものだった。またリピーターの多い事で知られるカルト映画「ロッキー・ホラー・ピクチャーショー(ミュージカル)」を海外で見ると、観客がコスプレして来たり、映画と同じシーンを演じたり、一緒に歌ったり踊ったりする等が平然と行われる。自閉的な日本民族では起こりえないのだろうが、そんな現象がキャッツ映画で起きたらステキだ。(アスミック様へ、どうかリピーターが一緒に騒ぎながら鑑賞できるような「リピーターズ・オンリー・デー」なる企画を!!)

そして映画だから当然ちょっと豪華になっている。ゲスト出演者しかり。ストーリーしかり。設定しかり。CGしかり。でも何だかムダに豪華なのが笑える。いっその事もっとずっとシンプルでも良かったかな?とは思えるが、ナンセンスの度合い等は遥かにドラマのレベルから映画のレベルにスケールアップしていた。普通に考えて全く必要のないシーンやダイアログにかなりの力が入っている。だけどそんなシーンが一番重要で印象的だったりする。ドラマ同様に、全てのプロットが巧みに計算されて作り上げられているから、バカバカしさやナンセンスの中にもリアリティーが存在する手法は、相変わらず素晴らしい。唯一後半の展開については、物議を醸し出しそう・・・。私の様なセリフを殆ど暗記していて生活の随所で物まねまで入れてキャッツ・フレーズを頻繁に引用しているようなマニアファンが、今回の映画化にかける期待は高かった。だから映画が終った瞬間は、ファンとしての達成感みたいな不思議な感覚を憶え、不思議とエンディングロールが一番泣けた。

とにかくのっけから怒涛のごとくストーリーがあっちゃこっちゃと目まぐるしく展開されるので、セリフを言っている人だけに集中していたら、何かを見逃してしまう。だけどセリフを言っている人に集中しないとこれまた置いてきぼりにされるから、やはり少なくとも3回は見る必要があると試算する。1回は”はとバス”観光ツアーのようにバスの中からさっくりブラウズ感覚で映画を楽しむ。キャストのお気に入りさんがいる場合は、一回目には取り敢えず顔だけを追ってみてもいいかも知れない。とにかく全部と欲張らずに全体的な展開をバクっと把握する目的で見る。2回目は、セリフを言っている人だけに集中し、1回見ただけでは把握しきれなかったシーンやセリフや裏の展開に集中する。それでもきっと70%くらいしか把握できないかもしれない。だから3回目は、セリフをよく聞き取れなかった箇所やセリフの裏で何が起こっているかに専念して見る。それでもきっと見逃している名セリフや名演技、新しい発見があるはず。そんな時は、もう一回ドラマに戻って復習してから、再度初心に帰って見る。ドラマの時の様に、見れば見るほど内容が濃くなり、毎回新鮮に感じるに違いない。そして前回とは違うシーンで涙を浮かべ、毎回違うシーンで爆笑したりしてしまうに違いない。

映画版はきっと3回くらい見てから、初めてじっくり泣けるシーンが出てくるような気もする。私の様に涙腺が弱い人間は1回見ただけでも充分泣けるが、ドラマの時の様な感覚で泣ける事を期待しているとそんなでもないはず。意表をつくような何でもない素朴なセリフに泣けたり、泣けってシーンはさらっとかわしてしまったり、映画の後にどこにじ〜んと来たかの個人差を比べるのも一興。

キャストに関しては、キャッツのメンバーではバンビの成長に感激。アニの表現力もよりパワーアップしている。そしてこのお二人の男前度がぐ〜んとアップしている事に女なら表情がほころんでしまうはず!一方主役のぶっさんはというと、岡田くんだという事を忘れてしまう位、ぶっさんはぶっさん。岡田くんとは別人。「コスミックレスキュー」の時の「東」や「末っ子長男姉三人」の「一郎ちゃん」の様な見目麗しき岡田くんと同じ人とは思えないほど、とことんぶっさん。それでも極まれに(笑)美形岡田くんを伺えるシーンがあるのでご安心を!マスターとうっちーは、言うまでもなく更にそれぞれのキャラクターを極めている。マスターに関しては、完璧イッチャッテて、何かやってんじゃないの?ってくらいのテンションに圧倒されっぱなし。うっちーは、今までにない新しいうっちーの一面に心打たれたりした。「IWGP」と違って大ブレークした人もいない比較的地味なキャッツ5人だったので、自然な形でそれぞれの役に帰ってこれたのがよかったとも思える。これがあと数年遅れていたら、5人とも役から成長してしまって今回のようなレベルの作品は残せなかったかもしれない。

はて、奇跡の映画化の後には、何があるのだろうか?映画であそこまで出し切ってしまって何か残ってるネタってあるのだろうか?唯一あるとすれば、ぶっさんが本当に死を迎えるシーンだろうけど、それを出してしまったら本当に2度とキャッツとは会えなくなってしまう。もしこの映画が当たったら、ぶっさんが死ぬまでの怒涛の3ヶ月間をドラマ化してはくれないだろうか?そしたら少しでも長くキャッツ達とお別れが出来る・・・。




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