ピカ☆☆ンチ〜Life is Hard だから Happy
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「PIKA☆☆NCHI DOUBLE」
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PIKA☆☆NCHI AtoZ
嵐のピカンチダブルな日々
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1作目「ピカ☆ンチ

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「ピカ☆☆ンチ」DVD、VHS、2004年10月20日発売決定!
特典内容
【DVD初回盤・通常盤共通内容】
・ランダムメニュー&キャラ別見せ場チャプター
・嵐各メンバーによる「前説」と「後説」
・メイキング(約32分)〜助監督戸塚君の撮影日記
・「ピカ☆ンチ」「ピカ☆☆ンチ」予告編、テレビCM
・コネタ字幕
・キャスト&スタッフプロフィール(静止画)

【VHS初回通常共通内容】
・メイキング「うまのり!ver.」(約10分)
 →DVD収録のメイキングの一部再編集映像
・「ピカ☆ンチ」「ピカ☆☆ンチ」予告編、テレビCM

【DVD、VHSの初回限定共通特典】
・ピカ☆☆ンチオリジナルフィギュア5体セット

【限定盤DVDのみの特典映像】
・嵐インタビューロングバージョン(約10分)
・未公開カット集(約5分)
・「ピカ☆☆ンチ 昼間だけど前夜祭」舞台挨拶(約10分)
・「堤監督のコネタベスト10」(約7分)
・小道具、衣装紹介(静止画)

【限定盤VHSのみの特典映像】
・嵐インタビュー ショートバージョン(約5分)
 →DVD限定盤とは一部別映像収録

DVD初回限定版(20%off)>>> DVD通常版(20%off)>>> VHS初回版(20%off)>>> VHS通常版>>>




2004年夏PARCO「いざっ、グランバザール」キャンペーン 撮影:2004年7月2日
スペイン坂を上がるとすぐにこの巨大ビルボードがお出迎え ←の看板とパルコの入口挟んだ横にはニューアルバムの看板も
PARCO店内も嵐のポスターだらけ。渋谷駅にも電光看板がありました 正面入口の頭上に掲げられたバナー。
手前から相葉ちゃん、翔くん、ニノ、マツジュン、大ちゃん
店頭で配布していたうちわ
※画像は敢えて粗く処理しておりますので、ご了解下さい。



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お帰り、そしてまたね!ピカ☆☆ンチ ネタバレ感想文 

     by うらら    2004年3月10日

愛すべき5人が帰ってきました!

ストーリーは単純明快、面倒な婉曲やほのめかしは一切ありません。直球ストレートの直滑降でそこのけに明るく楽しい、でもちょっとホロ苦くてもどかしいといった独特のムードも前作からそのまま受け継がれています。ただ、前回の演出と比較するとだいぶ丸くなっているというか、堤幸彦ならではのジョークや小ネタは少し精彩を欠いているような気がしましたね。映像は相変わらずイイ男を撮らせたら日本一の素晴らしさなのですが、こちらもアングルや抜き、色づけなどは斬新さがなかったように思います。冒頭の、ストップモーションで3年間のブランクをキャストごとに語り次ぐところは相変わらずカッコいいですけど。察するに、数年前までは堤的手法はまったくもってニューエイジ的だったのですが、最近ではこれがスタンダードになりつつあって、似たような手法を好む後続の演出家たちによって見ているこちら側が慣らされてしまっているのかもしれません。ってことは少しは日本のエンターテインメントもレベルアップしたのかと言いたいところですが、「プライド」があんだけ数字取れる世の中なので、まぁ、まだまだこれからでしょうね(笑)。というか、両極化してきているのかな。大衆とインディーズ、マスとミニマルの両極に分断されているのかもしれないなー。だって、人気俳優が東宝や東映系の映画に出たと思うと、片方で単館系作品に出演したりしているわけですから。ちょっと前までは、それらの出演者は確実に差別化されていたんですけど。窪塚くんや妻夫木くんにしても、塚本くんそして玉木くんもマス&ミニマルを上手く使い分けてますよね。

そこへ行くとこの「ピカ☆☆ンチ」はそのどちらにも当てはまらない立場の作品です。ちょうどボーダーラインの真ん中に位置しているかのような。作品自体は製作費がそれほどかかっているとは思えないにしろ、CGなどには適当にお金を遣っているし、出演者も嵐が5人揃って出演しちゃうという豪華さ。なのにジャニーズお抱えシアターでしか上映されないという閉鎖的なインディーズ公開で、まるでよそ者は寄せ付けないかのようで、一般大衆には「敷居の高い」作品です。ちょっと見てみたいなーと思っている人が、気軽にグローブ座に足を運ぶことは難かしい。例えば「木更津キャッツアイ」という“作品”がすごく好きな“男性”が、バンビが出ているなら(しかも堤作品ならば尚の事)見たいなーと思う気持ちがあったとしても、グローブ座に行くのには大変なエネルギーを要することは容易に想像がつきます。嵐のコンサートを見に行くようなものですからね。レンタルビデオ店でいつも「ピカ☆ンチ」のDVDが借りられていることは、これを物語っています。ちょっと覗き見したい人にとってレンタルは助け船です。かと言って、たくさんの人に見てもらえるようなマス公開には確実に不向きな作品です。それは悲しいかな、嵐が5人揃いも揃って出演しているからこそ不向きなんですよね。私個人ですら、もっと多くの方にこの作品は指示してもらえるとは思うものの、反面やっぱり無理かな〜と思う気持ちと半々ありますから。つくづく勿体ないけど。

話がレビューと逸れてきてしまったので元に戻すと、前回と大きく違うのは、やはり5人がそれぞれ大人になったことです。設定は3年後ですけど、実際メンバーはその半分ぐらいの歳月しか年齢を重ねていません。なのに、みんなとても大人っぽい顔になってしまって、演技も容姿も成長著しく、しかも翔くんとニノに至っては、画面に登場するだけで「場」の空気が変わるぐらい存在感というかオーラが漂っていました。ニノは笑わせる場面も締める場面も冴えていて、普通はこうした特徴ある演技を見せる場合でも、大抵前に演じた何かの役どころに似ていて当然なのですが、ニノはコミカルな部分は「Stand Up!!」の正ちゃんとも違うし、シリアスな場面も「青の炎」の秀一とは違うという何とも芸域の深いところを見せてくれましたよね。クライマックスで「道」の2コーラス目を即興で作詞して歌い上げるシーンは、そのボーカルに聞き惚れてしまいました。スクリーンに向かって拍手したいくらい(笑)。でも、タクマがバンドでメジャーデビューを目指す為に帰国したというストーリーは、もう少し丁寧に描いて、ハルと八塩ヒルズ建設反対のストーリーと同じように軸にして進行するぐらいのウエイトを置いても良かったんじゃないかなぁ。せっかくグループ魂の港カヲルさん(皆川猿時さん/大人計画)が出ていたんだから、もう少しイジって欲しかった(笑)。ちなみにカヲルさんの役どころはファンキーモンキーレコードの社長でジョニー失沢(爆)。え゛〜、“ファンキーモンキー”でジョニー(大倉)なのに矢沢かよ・・って矢沢じゃなくて失沢(しつざわ)じゃん、「矢」の上出てるじゃん、みたいなね(笑)。しかし、それにしてもタクマが簡単に描かれすぎているかな。これはシュンにも言えますね。

今回はハルとチュウにハイライトされていて、この二人の葛藤やジレンマは感情移入できるよう建設的に丁寧に描かれていました。ハルはセリフがとても聴き取りづらくて(苦笑)かなり誇張した演技でしたけど、あれくらいの方がかえってシンパシー感じます。なんか、本当に何の取り得もなくて風采の上がらない人物像が良く出てたし。「みんなどんどん先に行っちゃって、ボクを置いて行かないでよ」という涙目のセリフには思わずジーン。「木更津キャッツアイ」もそうですが、こういう不器用な人って本当に現実世界にいますもんね。どうにも歯車が噛み合って来ないというか、でも変なとこが頑固で友情に厚い、それしかないから何よりも大事にしてる。だから、ハルは人一倍タクマの部屋を守ろうと必死だったわけです。そう言えば、このタクマの部屋での借主追い出し作戦はバカバカしいけどおもしろかったなー。そして、もちろんタクマと自殺したタクマのお父さんとの掛け合いも絶妙でした!

マツジュンは他のメンバーとの絡みがない分、キャラが特化されていましたね。すっごい近所で別の世界を生きてる(笑)。それにしてもマツジュンのエビのバックルには目が釘付けでした(笑)、だって色までエビ色なんだもん。前回のボンよりは行動も言動も(でもあのエセ英語が聞けると思ってかなり期待してたんだけどなー)「まとも」になったボンが一番成長しているんじゃないかなぁ〜なんて思えてしまいました。ハルだけが一歩も進んでもないし下がってもいなくて、ずっと滞留しているっていう設定が、上手くボンと結婚という大きな変化を経験したチュウによって表現されていたように思います。ハルは自分も仲間も八塩もこのままでいて欲しいと願い、ボンは殻を破る事を願ってハルと対立して八塩を出て行くわけです。この二人は非常に対照的ですよね。ハルは倦怠感の否めない不倫関係を自分からやめる事ができずにいたところに、八塩ヒルズ反対運動の首謀者である辻風真澄のリーダーシップに憧れて、結果利用されることになるわけですが、ハルの「誰かに頼られることなんて今までなかった」というセリフは、仲間たちの心も動かすことになるわけです。真澄の正体をタクマたちが知った時、それを暴くことも重要だけど、ハルが傷つく事を憂慮する場面は、観ているこちらまでが脳裏にハルの顔を浮かべて心配してしまいます。

3年間の時間経過の中で、表立って最も変化があったのは勿論チュウで、レディースのアタマと対立しながら、ヤンキーにありがちなケンカの後でお互いを理解し合うというパターンにどっぷりハマリ、結婚→子供→カタギな就職という激動のライフスタイルを送っているという設定。家電量販店で都心店への引き抜きの対象となって、家族の為にささやかな「出世」を夢見るチュウはとうとう接待で屋形船に乗ってしまうのですが、それを偶然見ていたタクマ、ハル、シュンと目線が合う瞬間の演技は胸に迫るものがありました。こうしてかつてのヤンキーたちは、大人への階段を荒波にもまれながら進み、我慢して突き進んだ果てに到達するのは「世間並み」というレベルなんですよね。

もちろん、シュンが着ていた上着の毛糸がほどけたおかげで、毛糸をたどって彼が監禁された場所がわかるなんていう「木更津キャッツアイ」の上を行くバカバカしさ全開の展開も盛りだくさんなんですが(笑)私が一番気に入っているシーンは、シュンが拉致された際に彼の頭からニットのハンチングが落ちて、そのクローズアップの後で場面展開すると、ハンチングをちゃっかり被った伊原(甲本雅弘さん)が何食わぬ顔で真澄に報告をするくだりですね。さり気なさ過ぎておもしろいし、拾った物を瞬間的に自分の物にしちゃう人間の心理をすごく突いていると思って小笑いできます。他にも八塩ヒルズ反対運動の名称が「八塩ピース」なんてとこもアメリカ大統領選みたいだし、ハルの不倫相手の君江と真澄との秋田時代の確執なども、バカバカしいことこの上なく楽しい!

最後はもちろん5人がガッと一体になって、八塩ヒルズ建設の謀略に対して目にモノ見せてくれるわけですが、ここに歴代鮫洲一家の総長も結集してイノッチ登場シーンも前作に比べて多めでしたね。イノッチは「Hard Luck Hero」の時にはそれほど気にならなかったんですが、この映画ではちょっと顔にくたびれた感があってやや心配(笑)。リーゼントのせいかもしれませんけど・・・。このイノッチのファッションが飛びきりダサくて最高です。チュウがシュンを助け出すまでの時間稼ぎの為に、タクマがやぐらに上がるシーンはこの映画一番の見せ場です。セリフもさることながら、ニノが歌い上げる「道」が素晴らしいことは既述の通りです。だけど、クライマックスはまたまた脱力。大体良く考えてみりゃ、ハルがバズーカーを構えていること自体が脱力なんですけど(あり得ねぇ〜・笑)、伊原ごとぶっ放された爆弾がタクマの住んでいた貧乏棟に当たって木端微塵になるという無駄なCG満載の場面もマンガチック(笑)。「あっけない」というチュウのセリフは、本当にその通りでこちらも苦笑。

ラストシーンは前作と同じで、タクマがかもめ橋を渡って八塩を去って行くシーン。ここでさり気なく通販番組のように”Life is HardだからHappy”のスローガンが入ったノート登場(笑)。もちろんそれまでもブルブルだんちっち登場シーンもあり、グッズのプレイスメントもバッチリ!前作と同じエンディングにすることで、なんかまた次回作が期待できそうな雰囲気があるんだけどな。是非とも「ピカンチ」はシリーズ化して、そして嵐のライフワークとして、今後も役とメンバーの成長を確認できる定番作品として「東宝/社長シリーズ」のように(Vシネでも構わないので)撮り続けて行って欲しいと願います。

もうひとつ、今回の映画で前作より良かったところは、恋愛がそれほどフィーチャーされなかったところかな。女性キャストも櫻井淳子さん以外の若手女優さんは、そんなに気になる存在じゃなかったし。でも、最後が「ピカ☆☆ンチ」のPVで終るのが、いかにもファン限定映画って感じがしてしまうのは私だけでしょうか?


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<ネタバレ注意> 大人になるってどういう事?PIKA☆☆NCHI

     by キリエ    2004年3月11日

今回のやけにピントが絞られたピカンチダブルを見ると、前回のピカンチはかなり慌しく雑多な感じがしましたね。どちらが良いと比較しているのではなく、映画を見終わった後の単なる第一印象として。ダブルは出演者も少ないし、一つの事件に沿ってストーリーが展開されているので全体的に分かりやすい反面、前回の方がサービス精神旺盛でありネタ満載でお得だったようにも感じる。ただどちらも期待は裏切られなかったのは事実。どちらにしても嵐目的以外に、何度も何度も繰り返し見たくなるとは思えるほど深みは無いけど。

それにしても特筆すべきは個人個人の成長ぶり。それぞれがそれぞれの個性を伸ばして、皆素晴らしく成長しましたね。当初から演技力には定評のあった二宮くんにみんなが追いついて来たぞって感じです。続編だからというだけではなく、みんなの演技がイイ感じに安定していて、各々のキャラをモノにしているという流暢さがありました。

ただグローブ座は、あまり音響が映画向きではなく、字幕をつけてほしいくらいセリフが聞き取り難かったのが残念でした。席がかなり前の方でしたので首もつかれたし、あの会場なら2階席の環境が一番映画向きの席なのかもしれません。またあまりここに行きつけていない私には、どこが改装されたのかもよく分かりませんでした。特筆すべきはカップルや若い男性や男の子がチラホラいた事。でも全般的に十代の女の子が圧倒的に多いですね。グッズ売り場も行列が結構すごくて例によってギリで会場入りした私には覗く事すら無理でした。欲しい方はお早めに!

グッズで思い出すのは、映画の中でまるでグッズの宣伝をしているかのようなシーンが結構あった事。皆がダンチッチのストラップをしてたり、ダンチッチ&ダンチッチレッドの大きなぬいぐるみが部屋に飾ってあったり、色違いのノートがやや無理矢理っぽく(?)ストーリーの中に組み込まれていたり・・・。ちょっとやり過ぎ?って感じは残りましたね。またちょっと不自然に感じたのは、映画のエンディング曲である「ピカンチダブル」の時にPVが流れた事。それってCDの宣伝?みたいでちょっと首をかしげましたね。そういう手法があるとむしろ’映画を見に来た’人には逆効果で、アイドル映画の臭いを放っちゃうんですけどね・・・。

今回もお決まりですが一連のジャニーズさんが契約されているスポンサーのCMがありました。キンキさんのUCカード、タッキーのオリンパス等など、中でも嵐のオーザックの新CMは圧巻ですね!例によってカッコよく渋くキマってます。

堤さんの映像は相変わらず斬新で、カメラを向けられた誰もが美しく映え、視覚を楽しませてくれます。それでも前作に比べると控え目ではありましたね。またレトロなギャグやシュールなシーンもかなり減少されていました。ただオープニングで「ピカンチ」がかかるタイトルバッグは素晴らしかった。あれは何度でも見たいですねぇ。そしてあの曲を聴くと震えがきて座っていられなくなります。本当にカッコイイぜぃ!!!またメンバーの顔が半分に分かれてコラージュされているのもすごく興味深い映像でした。スローモーションでじっくり見てみたいです。

前回では、ニノが父親を自殺で亡くすシーンにジーンと来たのですが、今回は大野くんのセリフに泣けちゃいました。「八塩ヒルズ」建設反対運動の本拠地だったテントの裏でハルがタクマとシュンから諭されているシーン。タクマがいつでもロスから帰ってこれるようにと"貧乏棟"が解体されるの阻止する事を一番真剣に考えていたハル。そのハルが洗脳されていると気づいたタクマとシュンがハルを説得して「八塩ピース」から手を引かせようとする時、ハルの不器用さに哀れみを感じると共に、ハルというキャラクターの無垢で純粋な姿勢に心打たれてしまいました。セリフはよく覚えて無いのですが「みんなどんどん勝手に先に行っちゃってさ、僕の事おいて行かないでよ」とハルが悲痛な叫びを発した時、気づいたら涙が手の甲に落ちていました。大野くんのあの独特なキャラがハルの中で見事に息づいていました。

もう一箇所激しく共感したのが、チュウが屋形船に乗るシーン。屋形船は前作でも"絶対になりたくない大人"を象徴するものとして登場したアンチヒーローな存在でした。その場に一番そぐわないチュウが会社の接待で屋形船に乗らなくてはならなくなった。これは云わば大人になる為の「踏み絵」のような儀式ですよ。そして彼は踏み絵を踏み、大人になる。それを対岸から見ていたチュウとタクマ、そしてハル・・・。そして、自分が見られていると知ったチュウ。この辺りの一連のシーンは、前作を見ていた人には感動的だったはず。お若い方には最近ビリケンがカバーした事で知られているバン・バンがオリジナルでヒットした"「いちご白書」をもう一度"という曲をご存知だと思うのですが、私が若かった頃、この曲の歌詞の"♪就職が決まって、髪を切ってきた時、もう若くないさと、君に言い訳したね"を聞いた時、これが大人になるって事なのかなぁって思った感覚が甦ってきました。大人になってからも何かの機会でこの曲を聞いた時、ふと涙がこみ上げてきた事も思い出しました。私が学生だった頃、The Jamの日本ツアーを全部見たいが為に、高給を理由に友人とカラオケパブのシンガーのバイトをしたのですが、酔っ払いのサラリーマン達がカラオケで、当時私が嫌悪していた歌謡曲や演歌や軍歌を歌っているのを蔑視して、「大人になってもぜってーカラオケだけには死んでもいくものか!」と心に固く誓ったものでした。(今の自分からは想像もつかない!!>爆)またバンドもないのに歌を歌ったり、踊ったりするなんて邪道だとも思っていたので、カラオケは私にとって彼らの"屋形船"のような存在だったのです。だからこのシーンは自分の青春時代とダブられてしみじみ見てしまいましたね。人が大人になる時、価値観や優先順位に変化が現れ、チュウのように家庭を持てば自分の思想より家族や家計に重きをおくようになる。まさにそれが大人になるって事なのでしょう。何かを失いながらも、かけがえのないものを得ていく、それが大人への道なんでしょうねぇ。そうして守るものが増え、ディフェンシブになり、今までの自分と葛藤し、苦悩する姿ががリーゼントを降ろしたチュウを通して描かれていました。櫻井翔くんの成長した演技力が発揮できたシーンでしたね。

ダブルでは、青学を滑り、編み物教室のアオガクに入学して新しい生きがいを発見したシュウを通して、人生の楽観的な生き方が示されていました。学歴社会一辺倒できた日本も、ようやく最近になって単なる学歴よりも経験や個性、ノウハウや特殊技術が評価される時代に突入し、シュウも失った自信を取りもどすのです。シュウのケースはもちろん突飛ではあるけれど、失望が絶望に発展するのではなく、新たな希望や目的に発展させていったシュウの生き方を若い方達も是非見本として捉えて頂きたいものですね。あーいうのも、アリなんだぞ、っと。

タクマは、前作では哀愁系キャラでしたが、今回はひたすらクールキャラでしたね。スケボー修行でロスに渡ったタクマなのですが、スケボーのシーンは思ったほど多くはなかったです。髪が固められていて、アニメのキャラみたいでした。タクマがレコード会社を訪問するシーンでは、堤さんお気に入り(?)のIZAMさんもご登場。映画のクライマックスシーンでタクマが「道」をソロで歌うシーンでは、ニノのボーカルにマジ聞惚れてしまいました。前作同様、カッコイイシーンは全てタクマがもってったって感じですね。ニノの演技は彼が若い時から結構見てきていますが、彼には天性の空気と間合いが備わっていて、ニノがセリフを言うと電気が走るというか、場面がシャキーンとしまりますね。不思議な魅力を持っている役者だと再認識しました。

前作ではかなりイメージダウンなシーンが多かったボンですが、今回は松本さんファンも十分彼の魅力をビッグスクリーンで堪能できたのではないでしょうか?白い板前姿がすごくストイックで、すけべぇなオジさん達が若い女の子の看護婦姿が好きな理由がちょっと分かったような気がしました。(爆)それでもタクマが「道」で素晴らしいソロボーカルを聞かせてくれたのに反して、ボンがソロで歌う「道」は大ずっこけの大爆笑でした。鼻歌歌ってて声が段々大きくなっちゃう人ってたまにいるじゃないですか?そんな滑稽で人間らしいシーンがあるのもピカンチシリーズの愉しみでもありますね。あと金持ちのボンボンだった片鱗が残ってて、下宿部屋でワイングラスでカシスを飲んでたりするシーンも傑作!それにしても超度アップの度に映し出される彼の睫毛は、たとえハイパーマスカラを使ってもあそこまで伸びないと思われるような長〜い睫毛。まぶしいっす!まぶしくて吐きそーっす。

共演者で良かったのは、「演技者。」で翔くんと共演されていた甲本雅裕さん。そして亡霊となって登場するタクマの自殺した父親役の半海一晃さんもいい味だしてました。忘れちゃいけない、猿岩石も前作同様ゲスト出演してましたね。櫻井淳子さんも体当たりの演技で良かったし、適役だったのではないでしょうか?

こうなると3作目は?っと思うのですが、「ピカンチ」シリーズは嵐のライフワークとしてこれからも継続していって欲しいですね。


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