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日本においてはブラッドとオーランドのイケメン共演やブラッドの鍛え上げた肉体ばかりに話題と期待が集中していた感がありましたが、実際映画を見てみるとそれだけに留まらず、伝説か史実かは別としてトロイ戦争の時代から現代に至るまで根絶する事の無い“戦争”に対する風刺とも取れるような映画に仕上がってたように思いました。人類は3千年を経ても同じ理由で同じ様に殺戮を繰り返す哀れな存在である事がこの映画が暗示していた事ではないでしょうか?同じ理由とは、君主にとっては、「権力の拡大」や「支配」であり、実際に戦う戦士達にとっては、「家族や愛するものを守るため」であったり、「君主への忠誠心や祖国に対する愛国心」であったり、「名誉」であったり、「復讐」であったり・・・。「トロイ」の主人公たちはアキレスというキャラクターを軸として戦争に起因する「復讐」の連鎖によってそれぞれの運命が操られてしまいます。“復讐の先には終わりがあるのか?”ギリシャ軍の囚われの身になったトロイ人の巫女であるブリセウスがアキレスに問いかけ、「永遠に終らない」とアキレスが答えた通り、例えどんなに正当な復讐であろうとも、復讐が新たな復讐を生み、悲劇が悲劇を繰り返し続ける訳です。この映画を通して、人類がトロイ戦争の時代から21世紀と呼ばれる現代に至るまで、絶えまなく起きた戦争やテロの勃発を防ぐ術を見出せないでいる苦悩を再確認する事できました。人類は進歩するどころか3千年間同じ過ちを繰り返し続けている訳ですから。だから「トロイ」を見ていても、決して遠い昔のおとぎ話とは思えませんでした。それでもこの映画の主人公達の戦いの原動力は全て「愛」に派生されていると分かるので、リアルな映像の中でもロマンチックな世界観を愉しむ事が出来ます。 |
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まぁ、それにしてもオーランド演じるパリスは無知で非力のくせにいっぱしの理想を掲げ、人のオンナにちょっかい出す欲望だけは大人並みという、いかにも古代ヨーロッパ人の典 |
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