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アイドルを100&楽しむ方法heart

2001年10月のコンテンツ


  オアシスを知らない皆さんへ 〜 堂本剛と長瀬智也に代わって    Reported by キリエ

先日、
トキオの長瀬くんのラジオ番組でリスナーから探して欲しい曲に上げられていたのが、この「オアシス」でした。もちろん長瀬くんはオアシスを良く知っているようでしたが、そのリスナーの子は全くちんぷんかんぷんな様子でした。加えて最近またちょくちょく多方面でオアシスが話題に上っているので、皆さんに紹介しておこうと思いまして。ガチンコを始め色々なTV番組のBGMでオアシスの曲は耳にしていると思いますし、数年前に来日した際は「Love2」のプリプリプリティーにも出演していましたし、「Love2」の新テーマソングのイメージとしてオアシスをパクろうかって企画もありましたよね。彼らは、イギリス北西部のマンチェスター出身のバンドで、イギリスでは90年代に最も成功したバンドの一つに数えられています。世界中の人に「イギリスの代表的なバンドをあげろ」と訊いたら、今やビートルズの次に名前が出て来そうなほど世界的に人気があります。

日本では、彼らの事を「オアシス」と呼びますが、それは日本語読みで日本以外では「オエイセス」と発音されます。ちなみにイギリスに旅行に行って「好きなバンドは?」と訊かれて「オアシス」といったら、「それは、オエイセス!」と間違いなく訂正されることでしょう。オアシスは2000年2月にニューアルバム「スタンディング・オン・ザ・ショルダー・オブ・ジャイアンツ」のリリースと同時に、日本を皮切りとする世界ツアーを始めました。このコンサートにキンキの剛くんも行ったって言ってましたよね。私も行きましたが、イギリスでのパフォーマンスに比べ、かなり物静かでビックリ。オーディエンス(観客)も静かでお行儀良く、音のボリュームも耳を疑いたくなる位低くて、ちっともロックンロールじゃなかった。ジャニーズのコンサートの方がよっぽど盛り上がってて、アグレッシブで楽しいぐらい。もちろんその差は言葉の壁ですね。オアシスのライブの醍醐味は、ステージとオーディエンスが一体となって合唱するところにあるからです。地元のコンサートでの盛り上がり方は半端じゃないですから。

彼らはどんな音楽なのかと言うと、まあ一言で言えば「掛け値ナシの60年代正統派ロックンロール」。彼ら自身も認めるところですが、ビートルズやローリングストーンズといった60年代に台頭した音楽を焼き直した、聴き易く覚え易いシンプルなギターバンドです。歌詞も覚えやすく、分かりやすくってすごく語呂がいいから歌い易い。当初オアシスがUKミュージックシーンにその頭角を現した頃、批評家達からは、かなり否定的に叩かれてました。しかし、ダンスミュージックやエレクトロに飽きていた、10代のヤング層には新鮮に響き、そしてその両親たちの年齢層には懐かしく響いたのです。
メンバーはノエル(兄、G、Vo、作詞作曲)とリアム(弟、Vo)のギャラガー兄弟を軸としてますが、つい最近長年連れ添った同郷の他のメンバーを一新しました。実はこの兄弟は大変仲が悪く、彼らが口論しているインタービューレコードがチャートインしちゃったくらいなんです。
曲や演奏も然る事ながら、ジョンレノンとジョン・ロットン(セックスピストルズ=70年代のパンクバンドの教祖)を意識したリアムの挑発的なボーカルと彼のファッションは、多くの若者のハートを掴みました。プライベートでもロックンロールなライフスタイルで、ドラッグ問題あり、乱闘騒ぎあり、航空会社からの出入り禁止事件やメンバーの失踪、ドタキャン、解散宣言などなど、とにかく話題に事欠かない連中ですが、ファンをものすごく大切にする優しい人たちです。仕事でリアムに会いましたが、握手をする時に、力一杯ジーンズで手を拭いてから差し伸ばしてくれました。ノエルは首相官邸に招かれ、トニー・ブレア首相と失業問題などを語り合ったそうです。

★ オエイシスの公式サイト http://www.oasisinet.com/ (英語)
★ ソニー・ミュージック・エンターテイメントのオアシスのページ 
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/flying/oasis/ (日本語)
★ オアシスのファンサイト All Around The OASIS  http://www5a.biglobe.ne.jp/~wwall/oasis/ (日本語)  
★ このサイトの関連リンクBrit Laneでもオアシスのニュースが随時配信されています。




  堂本剛のファッションに見るミュージシャン魂   Reported by: うらら

キンキファンの皆さんはご存知だと思いますが、「Love Loveあいしてる」で毎週キンキが着用しているスーツはいわゆるイギリスの「モッズスーツ」といって、細身のシルエットに3ツボタンでカラフルなシャツを合わせるといったファッションなのですが、これが実にイイ!番組のエンディングに流れる衣装提供のテロップを気をつけて見ていると"Mistake? Ozwald Boateng"、"Time is on"、"Ultramaster"といったモッズブランドの数々が・・・。

しかも、7/1の放送ではオリーブ色のスーツにループタイという、これまたイカしたモッディな衣装を着てましたねぇ。そして翌7/2にトキオの山口くんと出演したTBSの特番では"Ready Steady Go!"のTシャツにこれまたループタイというモッズ・カジュアルでキメていて・・・いやぁ〜、それだけで彼の「音楽性」みたいなものを感じます。

そして7/4放送の「学校へ行こう」でV6の岡田くんと組んでビリヤード対決をした時に剛くんが着ていたTシャツは、何とパンクロックとグランジの殿堂であるニューヨークのライヴハウス「CBGB」のオリジナルTシャツでした。モッズとパンク、イギリスとニューヨーク・・・一件全く別モノに感じられますが、実は密接した関係にあるんです。パンクといえば”イギリス”というイメージも強いのですが、元はCBGBが殿堂と呼ばれる所以である、ニューヨークバンクが起源なのです。ラモーンズ、パティ・スミス、ニューヨークドールズ等々・・・米国パンクロックがイギリスを与えた影響は社会現象となったわけです。

ちなみに剛くんが使用しているギターはギブソン社のレスポールSGモデル。これが、イギリスで「モッズの父」と呼ばれているPaul Weller(ポール・ウエラー)が愛用しているギターと同じなんですねぇ。なんでも剛くんはイギリスのロック(これを総してブリットポップと言います)が大好きで、オアシスが特にお気に入りとか・・・。なるほど・・・納得できますね。


モッズファションやオアシス、ポール・ウエラーについては、このサイトでも紹介しているページがあるのでファンの方は是非勉強してみて下さいね。


モッズファション → This is The Modern World へ

CBGBオフィシャルサイト(英語)  
インターネットショッピングで剛くんと同じTシャツが買えます。女の子用のデザインも有り!To Heart では深田恭子ちゃんも同じTシャツ着てましたね。8月12日放送の「ピカイチ」で村上くんも着てましたよ。

cbgb




 もう一つの「青の時代」〜芸術の秋に寄せて
  堂本剛くんのドラマがモチーフにした「青の時代」について解説  by ミリオンダラ子

今や「青の時代」と言えば、堂本剛くんが主演したドラマのタイトルか、キンキキッズのバラード・ナンバーという認識をされている方が多いことと思います。しかし、芸術の世界に目を向けてみると、この「青の時代」という言葉にはある偉大な芸術家の若かりし頃の苦悩の時代が象徴されているのです。

その偉大なる芸術家の名は、パブロ・ルイス・ピカソ。そう、これを読んでいる若い世代の方でも彼の名を知らぬ人はいないでしょう。スペインが産んだ最も偉大なる現代美術の巨匠です。
ピカソは、1881年にスペイン南部のアンダルシア地方でこの世に生を受けました。彼はアートスクールの教師であった父の血を受け継ぎ、子供の頃から絵画の才能に秀いでていました。わずか16才の時に、父親に「おまえに教えることはもう何もない」とまで言わしめた天才画家だったのです。その彼が19才になった1900年、2度目にパリを訪れた際にある悲劇が起こります。ピカソの親友だった同業者のカサヘマスが、失恋の痛手からモンマルトルのアパルトメントでピストルによる自殺を図ります。当時まだティーンエイジャーであったピカソにとって、カサヘマスの死は大いなる悲しみをもたらし、急速に彼をインナーワールドへと誘ないます。そして、20世紀の訪れと共に、彼の初期の作風として有名な「青の時代」へと突入するのです。「青の時代」は、続く「バラ色の時代」が訪れるまで彼の青年期を6年間も占有します。まさに、青春時代に終わりを告げる繊細な年頃であったピカソを如実に物語る時代として、また彼の将来の作風に絶大な影響を与える通過儀礼として、「青の時代はピカソを語る上で非常に重要な期間となったのです。

私とピカソとの出会いも「青の時代」に描かれた一枚の絵でした。それは、横浜美術館で1990年に開催された「バルセロナ〜アバンギャルド Part 1」という展示会に出品された、愛知県美術館所蔵の「青い肩かけの女」(作:1902年)というタイトルの付いた油彩画でした。それは「青」というより黒や緑に近いトーンの色彩の中で、貧しそうな女性がじっとこちらを見据えている絵でした。そこに流れている空気は不気味なほど静かで、冷たく、その女性は射抜くような眼差しでこの絵を見ている我々に何かを訴えかけていました。ピカソは普通なら踊り出しそうなほどに躍動感を持った作品を産み出す年頃に、パリの街中で目にする貧しい人々や盲人、老人等に注意を向け、彼らをモチーフに「青の時代」を確立させます。ここには、友人を失ったことへの悲しみをきっかけとして、若者なら誰でもが経験する自身の内面と向き合いながら子供から大人へと移行する時期の心の動きや、プロの画家として独り立ちすることへの不安などが入り混じっています。そういう意味では、剛くんが演じたドラマともオーバーラップする部分はありますし、キンキが歌う「青の時代」の抑えたメロディーと内面的な歌詞は、やはりこのピカソとダブってきますね。

その後も、フランスやスペインに旅行した際に数多くのピカソの名作に触れてきましたが、やはり今でも一番心が惹かれるのは、水を打ったような静寂が漂う「青の時代」の作品であり、中でも特に「青い肩かけの女」を初めて見た時の、言葉では表現のしようのない息苦しさを忘れることはできません。

キンキキッズのファンの方も、機会があったら是非ピカソの「青の時代」の作品に触れて下さい。そこには剛くんや光一くんが大人へと成長する軌跡が刻まれているかもしれませんよ。









19102001
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