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 「どいつもこいつも」レビュー  by ミリオンダラ子


メロディはサビメロから突入するノリのいい、「今どきの」ディスコティックなベースラインとホーンでリードされています。不思議な事に前作のプロデューサーのつんくさんが書いた曲より、こっちの方がずーっとつんくさんっぽい気がしてしまうほど。バンドならではのギターアレンジは置いてきぼりって感じですが、その分メロディを重視した構成になっていますね。耳触りが良く、多くの人に愛されようという主旨が垣間見る事ができます。ギターは途中で少し低いリフ〜軽めのフェンダー的カッティングが唯一の聴きどころですが、全編通してワウが入っています。このワウが城島リーダーらしくないので、演奏はスタジオミュージシャンなのかなーと思った次第です。ホーンやストリングスなどのオーケストラ・アレンジや70年代的なシンセサイザーも完璧に『シングル』を意識した仕上げになっていますし。曲の最後の♪Everybody needs a passion 〜でのハーモニーのリフレインもすごく懐古的ですね。

<ボクの未来>
どちらかというと、こっちの曲の方が個人的には好きだなぁ〜。「どいつもこいつも」も楽しくて踊りだしそうな感じだけど、こちらの曲の方がギターアレンジがよりバンドっぽいし、TOKIOのカラーに合ってる気がします。冒頭のパルス音から重いギターのリードで始まるのが印象的。何かローリーの曲って言っても通用するよ、特にAメロのブレイクを挟みながら入ってくるギターはね。"Hey"の連発も。長瀬くんのボーカルもすごくイイ。長ちゃんと一緒に低いハーモニーがフォローされていますが、これは誰の声なんだろう?詞はいかにも渡瀬マキちゃんって感じの勇気いっぱいの前向きな内容で、春のリリースにマッチしてますね。後半の♪たったひとつだけ胸に掲げて〜のメロディは、ロックンロールの王道を行ってますねぇ。最後のサビの繰り返しでバックに高らかにペットの音が被ってきますが、これがビートルズを思わせます。そしてエンディングの潔さ!これこそロックだぜ!




 TOKIO 『どいつもこいつも TKO』ツアー パート2 「TOKIO at Bodokan」
 
2000年4月10日 at 日本武道館
 by のすたるじょ
『武道館』という所はバンドをやっている者たちにとって目標のホールであり、とりわけ神聖な響きがあるんです。それは海外アーティストにとっても同じで、ロンドンならウェンブレーアリーナやウェンブレースタジアム、ニューヨークならマジソンスクエアガーデン等と並び称されるロックの名所であり、一つのブランドとして世界に名を馳せています。そこでTOKIOがコンサートを行う事は大変意味深い事であることは誰よりも彼らが自覚しているのではないでしょうか。

山口くんのMCによると、彼はコンサート前日まで「鉄腕DASH!」のロケで家を壊していたそうで、確かにそこにTOKIOの課題が潜んでいそうではありますね。彼らはきっと1週間の内、ほんの限られた時間しかミュージシャンとして過ごす時間がなさそう。それでも若いうちは大いに結構!楽器なんて年をとってもいくらでも上手になる事は出来るし、若いうちにしかできない事を優先するのもアーティストとして芸を磨く手段の一つですから!

彼らのライブで印象的なのが、観客との一体感とバンドとしての一体感です。バンド同士の結束の固さは観客に安心感を与えるし、観客もTOKIOを見ることで一つになれることが楽しいはず。ステージでは長瀬くんが指揮者の様に観客の動きを誘導して、コンサートを1回しか見れない人や初めて見る人にとっては取り残された感じがする程。観客はジャニーズのコンサートを見にきているというより、あるいはロックバンドのコンサートを見に来ているというよりも、TOKIOを見にきているという感じがしました。TOKIOは既に一つのジャンルであり一つの形式として存在している感じがします。

だからTOKIOを盛り上げるジュニアもどこか所在無げで、どう振舞っていいのかただウロウロしてるような感がありました。でもそこは、TOKIOだってジャニーズ。踊ったりする場面では、かなりアクロバットで本格的なダンスも見せてくれました。

スマップのコンサートとは規模や観客動員数も違うけれど、ソロコーナーでトイレに立つ人が多かったのにTOKIOにはそれがあまり見られなかったですね。観客の特徴として、男性もチラホラ、外人さんもチラホラ、傑作だったのは私の前方にいた女性客が2枚の手製のウチワをもっていて、その裏側の一枚に「久」の文字があって、「はて?久とは?誰?」と思っていたんですが、そのウチワは「久」と「也」のリバーシブルになっていて、「智」「也」と「智」「久」の両用仕様だったんですねぇ。個人的にバカウケしちゃいました。

長瀬くんがアンコールの「どいつもこいつも」の前に、ファンやスタッフにお礼を言った後、この日のコンサートを見にきていた彼のお母さんに「・・・誰よりもオレを生んでくれた母親に、ありがとう!!・・・」と叫んだのがストレートに感動を呼びました。私達の方こそ彼のお母さんに「智也さんを生んでくれてありがとう!」って言いたいですもの。TOKIOの素晴らしさは、やっぱりこういった人間臭さじゃないでしょうか?隣に住んでそうなほど身近に感じられるけど、でも絶対にいないんですよね。こんなに男前で、個性的で、ユーモラスで、才能に溢れてる集団って。私の後ろにいた人たちは1曲終わるごとに毎回ため息混じりに「カッコイイ〜!」(しかもかなり大き目のボリュームで)と感嘆していました。それってなんかスゴク貴重な体験ですよね。3分ごとに「カッコイイ〜」って大声で言える場にいられるって。「TOKIO!」って応援していた人もいました!それってレアですよね。でもTOKIOに相応しい。

長瀬くんはドラマもあって、しかもコンサートで声をつぶしていて本当にしんどかったと思う。彼って中途半端に加減しなそうだし。でも声って不思議と歌いだすと出てくるんですよ。また、そんなハスキーなボーカルも妙にセクシーで違った意味で味が出てました。ボーカリストの中には、声に味や深みをつける為にわざわざタバコを吸う人もいますから。喉に悪いから逆なように感じますが、ロックボーカルはちょっと別物ですからね。それにしてもTOKIOがバンドらしく全員楽器を携えて、フロントステージで演奏しているシーンが一番カッコ良かった。TOKIOファンは彼らのコンサートで一体どんなTOKIOを期待していたのでしょうか?またその期待は応えられたのでしょうか?

TOKIOは常に「一緒に遊ぼう」とか「遊びに来てくれてありがとう」とか「またオレ達と遊ぼうぜ」って観客に向かって呼びかけるんですが、この「遊ぶ」っていう言葉がTOKIOのコンサートをよく物語っている。「遊ぶ」って広域な意味があるから。「見る」や「聴く」、「躍る」、「歌う」、「笑う」って一つに限定しないで、その全部を含める事ができますからね。まさにTOKIOのコンサートは夢中に「遊びに行く」場であると言えるでしょう。だからまた早くTOKIOと遊びたい!


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 TOKIO 『どいつもこいつも TKO』ツアー2000年3月30日/4月10日 at 日本武道館 by ミリオンダラ子智也くん

宇宙ステーションのクルーであるメンバーが一人一人デジタルレコーダーに呼び出されてスタートしたショーは、完全にロックバンドのギグそのものだった。公開ゲネプロのレポートや、ツアー前半のコンレポ(仙台公演)を読んだ限りでは、今夜の内容はまったく想像できなかった。かなりエンターテインメント性を抑えて、総体的にロックで押しまくるエキサイティングな内容。もちろん、MCやダンス、衣装替えなどそれなりに「ジャニーズらしい」見せ場は用意されているが、それはローリングストーンズやキッスといったビッグネームのパフォーマンスの中にも存在する程度の、あくまでもアクセントに過ぎない比率であり、彼らが正にバンドである事をまざまざと見せつけられた夜だった。

彼らのサウンドとライブアクトは70年代のアメリカンハードロックを思い起こさせる。もちろん、彼らがAerosmithやGuns'n' Roses、Bon Joviにインスパイアされていることは長瀬くんのスタンドマイクにからみついた赤い羽根のデコレーションや、彼のコスチュームなどで容易に見てとれる。しかし、もっと古い時代に黄金期を持つ、そう70年代のハードロックバンド、例えばJourneyForeignerBostonThe HeartAngelといった連中を思い起こさせるのだ。

オーディエンスもジャニタレ特有のウチワを振りつづけるサポートではなかった点も特筆すべきだろう。ツアーファイナル時に行われたプレスのインダヴューで、彼らの今回のツアーに対する思い入れや、
移籍後初のツアーに対する意気込みと張り詰めた緊張感などを知り、またそれがそのままショーに反映されていたことからも、真のプロフェッショナル魂を感じざるを得ない。

ライブアクトの中で今回最も素晴らしかったのがソロコーナー。このコーナーは全体的にリーダーが牽引していく構成。まず城島くんのアコースティックナンバーで始まり、彼の包み込むようなソフトなボーカルは武道館の1万席のシートひとつひとつに語りかけるように響き、折からの春の温みを思わせた。続く長瀬くんとのアコギ2本での絡みも実に絶妙で、このコンビネーションには会場も水を打ったように静まり返り、酔いしれていた。ビジュアルでなく「耳」で惚れさせてくれるのが何とも嬉しい。そして太一くんのピアノの弾き語りでも、リーダーはアコギでリード。ステージ上部の階段上にギター、ピアノはステージ中央にセットということで、音が取りにくいせいもあるのか2人の間に微妙な間合いのズレが出そうになるが、それもさすがプロ!危なっかしいだけで実際に外すまでには至らない。バラードなのに「ライブ」のグルーヴ感を感じる瞬間だった。

ところで、果たしてライブ用のアレンジは実際にバント自身がリハーサル・セッションの中から産み出したものなのだろうか?「何度も夢の中で繰り返すラブソング」のパンク調のアレンジは矢鱈滅多らカッコ良くて、サウンドのトレンドを巧みに取り入れていて感心する。飛び入りしたヒガシとのトーク後のメドレーでも、総じてハードロック色の強いアレンジ。そして、客席を煽りまくるメンバー。ステージ狭しと動く、動く。特に太一くんはテレビで見るまんま、サービス精神が旺盛!よく動き、遠いながらもオーディエンスと盛んにコミュニケーションをとる姿が微笑ましい。彼はトキオの中でマスコット的な存在。

細部にまで行き渡った演出もさることながら、小道具も見逃せない。マボのストロークが会場の奥からでも見えるようスティックに蛍光塗料が塗られていたり、スモークを吐く楽器やマグネシウムの炎が炸裂し、メタルリボンが空を切り、長瀬くんは後半ではブルースハープを吹く。ハープの腕はハッキリ言って今ひとつだが、もう少し勉強すれば彼の指の動きのセクシーさとあの肺活量を持ってすれば、パワフルでオーディエンスの胸打ち震えるハープが吹けるのも時間の問題。楽しみは近い将来の為にとっておくとしよう。

バンドのスキルとしてどうなのか?と言えば、決してトップクラスではないけれど、彼らだってプロのバンドマンとして7年なり8年なりの歳月は費やしているわけで、然るべき実力は身についていると思うし、もっと音楽的にも評価されるべきであると思う。バンドとしてもっと認められるには、別にダンスをやめろとか、MCを短くしろとか、サインを投げるなとか、いわゆる「アイドル」的な部分を捨てる必要などは一切ない。それがあってこそ、トキオがトキオたる所以なのであるから、彼らの音楽的評価に何ら影響を与えるとは思えない。過去にも米米クラブのようにパフォーマンス集団は存在したが、音楽的評価はいみじくも高かった。じゃ、何がトキオに必要とされているのか?第1にはスタジオワークなり、ツアーなりをゼロから自分たちでプロデュースしてみたらどうだろう。作詞、作曲、演奏、演出、ライブアレンジの全てを。そして、少し狭い会場でプレイを経験してみることでPAやサウンドの伝わり方の違いを知ったり、また、自分たちを全く知らない(もしくは知っていてもそれほど興味のない)音楽ファンの前でプレイすることによって反応をつぶさに体感することもいい経験になるだろう。フジロックフェスティバルなんかに出られればしめたモノだが・・・。とにかく、自分たちが今表現しているサウンドに対してもっと貪欲であって欲しい。

トキオをもはや『アイドルバンド』とは呼ばせない。エンターテインメントに長けた正真正銘のロックンローラー集団であるのだから。



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 TOKIO 「どいつもこいつも TKO」ツアー  2000年2月25日 at 仙台サンプラザ 2部マボ

初のTOKIOコンで少々緊張。一応リーゼントで行ってみました会場に入るとすでに照明がセットされていて、独特の雰囲気。スタート時刻になると太一くんのナレーションで搭乗の注意が流れてきました。

そう、ここは
宇宙船TOKIO号なのでした。
太一くんがプロデュースしたと言うオープニングは『驚くよ』って言ってたけど、
すごいかっこいいオープニングでした。

『Zettai』から始まったステージは、バンドTOKIO全開のノリノリステージ。でも気づくとやっているリーダーの恍惚とした表情や、太一くんのヘナチョコダンスで所々笑わせていただきました。MC前のパントマイムコントを絡ませたソロコーナーでは山口くんは和太鼓。ホント和太鼓好きっスよね。MAも恥ずかしそうな法被姿。でもほんの一瞬でした。

そしてリーダーが金庫(冷蔵庫?)から取り出したトランクを開けてなにやらゴソゴソ。顔を上げると
猪木マスク。そしてその下にはデストロイヤーマスク(笑)。

MCコーナーへ突入。
なぜか
山口君の逸話に花が咲いてました。ほとんどおなら話で、山口君曰く『家にいる気分になった』かららしい。しかし、バック転しながらおならってねえ(笑)その後マボが太一君に残した妙にカッコつけの留守電の話。酒に酔った長瀬君がマボの肩を抱いて『なっ、マボ』にキュンとした話で盛り上がりました。

その後TOKIOのディスコグラフを紹介しつつシングルメドレー。
この当たりから一気に狂い出した私は汗ダラダラで超盛り上がり、そして記憶が途切れがち。
長瀬君の生ショートパンツ姿で目は足にくぎ付け。マボのソロ『愛のヌード』は非常にセクシーで迫力があってカッコ良かったです。

アンコールでは風船を飛ばして
ラストにもう1回『どいつもこいつもいいんじゃない?この曲。TOKIOらしさが良く出てます。

初めてのTOKIOコンを観終えての感想は
TOKIOはすごい
余裕を見せつつ限界のかっこよさ。
TOKIO最高!!



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