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| 2006年2月9日夜/ 23日昼レポ 加筆された箇所には<NEW>マークがあります。 | |||||
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| 2序論 “CONTINUE”の哲学と美学 | |||
| 思い起こせば後追いで見た「人間失格」のレンタルヴィデオの特典映像の中で、白い学ランを着た声変わりしたばかりの若き日の光一さんが“将来の夢”について訊ねられた時に、きっぱりと「歌も踊りも芝居も全て入ってるんで、ミュージカルがやりたいです!」と答えた時から、Endless SHOCKは始まっていたのかもしれません。 光一さんは若い時から、ものすごく焦点の定まった人生観を持っている様に思います。そして若い頃から言動が常に一貫していて、揺るぎない。すごく若い時点で、既に“自分”を形成できてしまった本当の意味での“大人”だと思うのです。彼は自分の限界、出来る事・出来ない事等をしっかりと自分自身でも把握していて、自分に高望みしすぎないから挫折も少なく、現状に甘んじないから努力も怠らない。しかも、良い評価にしろ、悪い評価にしろ、常に客観的で冷静に受け入れられる包容力も持っている強い人、究極のプロであると。そして私がいつも光一さんに憧れを抱くひとつが、そんな彼の中に組み込まれた「CONTINUE」への強靭な精神です。「人間失格」の当時15歳の光一少年が“将来の夢はミュージカルをやること”と語って以来、その夢を持ち続け達成させた事でも分かる様に、光一さんはF1の趣味にしても仕事にしても『継続』に対する性来的な強い情熱がナチュラルに備わっている様に思います。そうは言っても「CONTINUE」は強い精神力と肉体を持っていなければ果たせません。その両者にも恵まれた光一さんが、「人間失格」の6年後には帝国劇場に座長として立ち、そしてその5年後には自らが主演するだけではなく、台本、音楽、プロデュースまで手がけた「Endless SHOCK」を完成させるまでに至った。単に“将来の夢”を大きな舞台で実現させただけではなく、ずっと「CONTINUE」させている。また続けているだけではなく、毎回目を見張るほど進化させる事も続けている。まさにコウイチのセリフである「限界なんて、オレたちにはないんだよ」を地で行くかの様です。一つの成功の上に決して胡坐をかかず、マゾヒストのごとく絶え間ない挑戦を続ける光一さんと舞台「Endless SHOCK」に、私たちが倣うべき「CONTINUE」の哲学と美学を見出してみたいと思いました。 2006年のEndless SHOCKの上演と時を同じくして開催されたトリノ・オリンピックでは、女子フィギュアの荒川静香さんが日本唯一となる金メダルを獲得。TV局もこぞって彼女の金メダルまでの道をまとめた内容の番組を放送していました。才能に溢れ華やかに見える荒川さんにも、一時期は「引退」まで考えたスランプの時期があったのだとか。コウイチのセリフに「今立ち止まったら、そこで終わりが来てしまう」の様に、もし荒川さんが「引退」を考えた時に止まっていたら、当然今の金メダルはなく、今回のオリンピックでの日本のメダル獲得数は“0”という事態に陥っていた訳です。将来メダルを取れる可能性がある事が分かっていたなら、当然何事にも乗り越えて続けられるでしょうが、先が見えない中でも、彼女は自分を奮い立たせて再起した。「オレ達は一つ苦しめば一つ表現が見つかる、一つ傷つけばまた一つ表現が作れる、ボロボロになる。その分だけ輝ける」というセリフが「CONTINUE」の美学を代弁しているように、それが荒川静香さんに当てはまるだけではなく、夢を持ち続ける全ての人への励ましの言葉とも取れます。夢を抱く事は簡単ですが、終わらせる事も簡単。難しいのは夢を達成させる事と達成させたその先にある「NEW HORIZON」を見極める事。荒川さんはプロに転向するようですが、金メダルの先にある素晴らしい「NEW HORIZON」を見つけられる事と願っています。 「Endless SHOCK」からも学べるように、夢を達成させた後の「NEW HORIZON」は、夢を追っている時の「NEW HORIZON」とは違った高さのハードルでしょう。リョウ/ツバサをはじめとするカンパニーは、コウイチが問いかける「オンの先に何が見えるのか?」の様な先の事を考える余裕さえ無く、ブルドーザーのごとくOnブロードウェイのスター街道を突き進めるものと過信していた。だからこそ「オンの先に何が見えるのか?」の問いは、コウイチからのカンパニーへの訓示でもあり、目的に辿り着いてから見える本当の目標のために、コンパニーとしての結束力や更なる向上心や努力の必要性について、コウイチがカンパニーに示す必要があったのだと捉えました。コウイチは常に先を見据え、常に新しい目標に向かっている、「立ち止まったら(=現状に甘んじてしまったら)、そこで終わりが来てしまう」から。それなのに、カンパニーからはコウイチの「CONTINUE」の哲学を歪曲され、「走り続けるのは、疲れないか?」とすら問われてしまうのですね。 「SHOW MUST GO ON」とは、リョウ/ツバサからのコウイチへの問いかけであった「続ければ何をやってもいいのか?」という事ではなく、“どう続けるか”が重要。この“どう続けるか”をコウイチが自らの命の代償としてカンパニーに示す事態を引き起こし、肝心の彼自身が続けられない事態に陥いるという大波乱が起きてしまうのですが、志半ばのコウイチは、死しても亡霊とならず、彼の強い「CONTINUE」の意志が具現化されたかの様に肉体を伴って戻ってくる。それによってカンパニーが再び一つになって、コウイチが伝えたかった”最高のショーを提供する為のフォーミュラ”を知る事になるのですね。“いかなる逆境にも対応する強い心を持つ事”、そして“夢を持ち続ける事“、Endless SHOCKはもちろんフィクションではあったとしても、コウイチが示してくれた「CONTINUE」の精神は、私達の日常にも活かされてしかるべしです。 「CONTINUE」must go on! 私も誇らしく続けられるライフワークをずっと探し続けていきたいと思いました。 |
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| 2/9と2/23を両方を見て比較してから、レポを書き始めようと決めていたのですが、たった2週間の差なのに両者は全く別物である様に感じました。もちろんDVDに収録された2005年の「Endless SHOCK」とも。日を増すごとに、あらゆる点で光一さんの完成度や感情移入が段違いに違うと感じました。これまでにも回を重ねる毎に進化してきたSHOCKですが、今回の進化は外的要素だけに留まらず、内面的にも進化したのではないかと思えます。ひょっとしたら光一さんがDVDの編集に深くかかわった成果なのかもしれません。何度も繰り返し自分の演技やダンスを見る事によって、次回への自分の課題が見えてきたでしょうから。 “再演”なので当然基本的なストーリーやフローは前回とほとんど同じですが、前回と同じセリフを発する時でも、光一さんの声のトーンや表現力はかなり進歩していて、演技も細かく繊細で、言葉を発していない”間”の取り方ひとつにしても、いかに光一さんが深くコウイチを研究してきているかが感じ取れたように思いました。前回のEndlessでは声を張るセリフが、ただ大声でがなっている様に聞こえた部分もあって、2/9に観劇した時もその点に関してはそれほどの変化は感じられなかったのですが、2/23では迫力と説得力のあるより自然な発声に変わっていて驚きました。これはひょっとしたら座る席によって聞こえ方に違いがあるからかもしれません。2/23は、ナマ声が存分に聞こえるほど幸運にも席が前でしたので、マイクを通した声ではない生声がよく聞こえたせいかもしれません。マイクを通すとどうしても共鳴してしまって一語一語が聞き取りにくいし、生声ほどの声の表情は伝わらないと思いますし。生声と言えば、歌についてもライヴヴォーカルが多かったように思います。ライヴじゃないかもと思ったのは、「Love and Loneliness」くらいでしょうか?あとは全てライヴだったと思います。次に残された進化は、ライヴバンドの導入ですね。オーケストラピットに本物のオーケストラが入って、全てがライヴ仕立てになったら迫力が増すでしょうし、演技ももっと音楽に引っ張られて素晴らしい舞台になると思います。 光一さんのダンスについては、言うまでもなくいつもの様にシャープでいて滑らかで、それでいて力強く美しいのですが、それにもまた今まで以上の感情が加わった様に感じました。公演中に具合が悪くなって病院で点滴を受けたとの事ですが、正確にそれがいつだったのかは知る由もありませんが、2/9と2/23の演技がすごく違って思えたのは、ひょっとしたらその経験から光一さんが「また一つ表現がみつかった」からなのかもしれません。 2/9の席は光一さんが私の真脇を通る席だったのですが、本当に心臓がドキドキしました。ブログの繰り返しになりますが、何たって甲冑に被り物のコスチュームの時なので、せっかくの至近距離なのに露出が少ない事は承知していたので、とりあえず肌色の部分は見ておこうと席に座るや振り返りのリハを含めイメージトレーニングを重ねました。なのに実際に「花魁」が始まると緊張でオケツがむずむず。いつ振り向くのが適当か?とタイミングを試行錯誤・・・。結局スポットライトが当たって明るくなってからにしようと決意。その瞬間はスムーズに身体をねじれたのですが、問題発生!!!誰も振り向いて凝視したままの人がい・な・い・・・。戸惑い一旦正面へと身体を向き直したのですが、やはり見たい衝動には勝てず再度ねじり戻し、ガン見したまま真脇を通られるのを全神経を目に集中させていました。通り過ぎたその後姿が一時停止して、また一旦客席に振り返った時、私は石になりました。その後は、約10分くらい心臓がドキドキ高鳴ったまま観劇していた状態でした。 2/23の席は、これまた信じられないほどの良席をとある筋の方からご用意頂き、天国の様でした。前回は帝劇枠で最前列を射止め幸運に恵まれた私でしたが、今回も席に座るやニヤケが止まらず大変でした。ず〜〜っとニヘラニヘラ顔が緩みっぱなしで。それなのに他の皆さんって、ニヘラニヘラしてなくて、当たり前の様な表情なんですよね。 ところでこの日はオープニングに客席上空から現れるカラクリを見届けてやろうと意を決して上空を見つめていたのですが、光一さんが懐中電灯を持ったおつきの方に導かれて、静かに頭上を移動されている様子が伺えました。そんな要らんとこばかり見てるから、いつも本編の重要な場面を見逃すんですよね・・・。 |
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| 錦戸亮くんについて | |||
| 今回は亮くんのパフォーマンスを2回見させて頂いたのですが、あれだけキツいスケジュールの中で、よくもここまで仕上げてくれたなぁと(感涙)。特に大幅にチェンジを加えたブロードウェイの休日のシーンや殺陣のシーンなどは、さぞかし急ピッチで習得しなくてはならなかった事でしょう。とにかく最後の挨拶の時には、とりわけ大拍手を贈りました。 ブログでは何度も亮くんの話題をさせて頂いてますが、前回のEndless SHOCKでの彼のパフォーマンスは、その後に彼が出演したドラマを通して彼に強い好感を持つ前の事でしたので、今回は縁あって彼の出演するヴァージョンのEndless SHOCKを2回も見れる機会に恵まれた事を楽しみにしていました。前回の亮くんのパフォーマンスに対する記憶が非常に薄いので、前回との比較があまり出来ないのですが、2/9と2/23を比較するとやはり光一さんの様に飛躍的に上達している様に感じました。2/9の時は、セリフに重量感が感じられず彼だけがTVドラマの役を演じていると思えるほどでしたが、2/23の公演では同じ感情を込める時でもメリハリがあり、発声も2/9よりはずっと立体化している様に思えました。ただ彼の声はか細いので、舞台だと通らないのが残念ですね。 殺陣のシーンでは、敵をじっくり斬る時に快楽殺人者の様な血も凍る不敵な笑みを浮かべたり、悶え苦しむコウイチを蹴り飛ばす時の遠慮のなさ等、亮くんの毒のある大胆な演技も光っていました。またいつもは柔らかなハスキーヴォイスなのに、声を荒げるシーンでは全身に鳥肌が立つぐらいの怒号で、その迫力に彼の舞台役者としてのポテンシャルの高さを感じました。亮くんの持ち味は、持ち前のジェームズ・ディーンの様な反抗的で憂いを漂わせた佇まいであると思うのですが、それはリョウが自らの罪を告白するシーンではフルに活かされていて、彼がなりふり構わず大粒の涙をあごからぽたぽた垂らしていると客席のあちこちからも涙をぬぐう音が聞こえ始めるんですね。この告白シーンでは、コウイチが現れた事によって、リョウの感情が徐々に移行<戸惑い〜怒り〜苦悩〜不安〜自棄〜驚き〜後悔〜再起〜>していくのですが、完全に役に入っている感じで、鬼気迫るものがあります。特に階段に上がってからの悲痛な叫びは、ジェームズ・ディーンが重なってきました。また大桜の元で倒れこんだコウイチを抱きしめる時も、光一さんが折れてしまうかと思うくらい思い切りガシッと抱きしめるので、別れを惜しむ感情が露で見ている私達もリョウに感情移入する事ができます。 前回は2回そしてDVDでも何度も翼くんヴァージョンのを見ているので、今回亮くんヴァージョンがとても新鮮で楽しめた事は確かなのですが、やはり翼くんと比べるとあらゆる面で彼がまだまだ発展途上である事は火を見るより明らかです。翼くんはMillennium SHOCKの時代からほぼずっと出演している訳ですから、そんな事は当然の事なのですが、亮くんには亮くんしか出せない個性が活かされているシーンでは翼くんを圧倒していたとも思えます。そう言えば、エンディングで去年の様にナマ声での「ありがとうございました!」がなくなっていたのは、今回も楽しみにしていたのでちょっと残念でした。彼らしい素朴さが感じられて、とても清々しい気分になれたので。 |
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| MAに関して言えば、「SHOCK」に秋山くんはなくてはならない存在である事は誰も否定しないと思います。胸毛があっても否定しません。(ちなみに私は胸毛は全然アリですよ。Viggoも胸毛あるし。まぁ人と分量にもよるけど・・・)MAは自分達で数々の舞台を踏んでいるので、むしろ光一さんより舞台経験は豊富だとも言えると思います。とにもかくにも彼らの何が素晴らしいかというとそれは完璧なまでにプロフェッショナリズムに徹している点だと思います。彼らは自分達の役割を100%以上理解した上で、それぞれの与えられた使命を全身全霊をかけてこなしているんですよね。言うまでも無く彼らにこそ『SHOW MUST GO ON』の魂が宿っている様に思えます。MAは、まさにカンパニーとして最強の存在。もし万が一彼らが路頭に迷う事があったら、絶対にうちで雇いたいですから。(って、人など雇った事はありませんが・・・)どんな世界にいても、絶対に素晴らしいプロの仕事をしそうですよね。DVDを見るまでは、この事にも本気では感じてはいなかったかもしれません。DVDで彼らのダンスはもとより細かい表情や演技をされている事に気付き、いたく感動しました。光一さんのソロコンのDVDを見る時は、いつもMAのソロんとこをぶっ飛ばしていましたが、これからは5回に1回位にさせて頂きます。(って、まだ飛ばすのかよ!)Flying2では、光一さんに金具を装着する係の米花くんが、実に真剣な表情で作業をして、その背後から屋良くんが再確認するかの様にずっと目で追っているんですけど、これって一瞬の出来事なんですが、じ〜んと来ますよね。光一さんは彼らを信頼して命を預けてる訳ですから、その重みが表情と態度に出ていて感動してしまいます。MAファンの方たちはキンキキッズのファンクラブに入ったりしなくちゃならなかったりと色々と大変だとは思いますが、どうか一生二人のカンパニーとして寄り添っていって欲しいものです。 MADさんはあまり馴染みがないのですが、2/9の席は通路側でしたので、彼らがオープニングで入場された時は、なにやら黄色いものがふわっと顔にかかり良いニオイがすると思ったら、彼らが走り抜けた後でした。 今回のリカさんは前回のメイサさんよりもはるかに小ぶりで、私には子役にしか見えませんでした。そのせいかメイサさんの時の様な嫉妬心は湧かなかったので(笑)、穏やかに観劇できたのは良かったかなと。メイサさんは声が高く演技も大きくて慣れるまで少し時間がかかるのですが、ダンスや花魁のシーンなどはとても華があり見ごたえがありました。一方の亜弥さんはどんなに前で見てもお顔が小さすぎるせいか表情が良く見えず、何度見ても肉眼だとお顔が絶対に覚えられない感じ。全般的にあまり印象が持てない存在の薄さも気になりましが、一番気になったのが「ロミオとジュリエット」のシーン。初めて見た時は絶対にチューしてると思ったのですが、2度目に近くで見た時は角度が微妙で確認できませんでしたが、してっぽい位近い気がしました。もし私がリカ役だったら、絶対に5回に1回はしらばっくれてしちゃいますけどね。昔からキンキさんの相手役は大きな方が多かったので、サイズが合うと逆になんだか物足りない気さえしてしまいます。(以上、かなり個人的な意見で失礼しました) |
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| 今回もジャングルのシーン(ブログでは「アフリカ」と称してしまいましたが、英語のナレーションで「Africa」って地名が追加されたせいですんで、あしからず・・・)は、見所満載でした。今回はリョウやアキヤマも参加しての豪華版。イリュージョンも加わってます。また光一さんは、カーボーイハットだわ、レザーだわ、胸ははだけてるわ、アーマードパンツはちらりだわ、ダンスはセクシーだわで、超セクハラ目線で堪能させて頂きました。23日の時は首尾よく双眼鏡をがばっと両目に当て、レンズを通して飛び込んできた画が、たっぷりお肉のついたお腹のアップ画像でして・・・・(悪夢)、そりぁあビックリ致しました。(ちなみに外国人さんでございました)そしてリョウくん&MAのタップ、ダンサーによるラップ、「Love
and Loneliness」までの流れは同じですが、「L and L」では、光一さんがタップシューズを僕(しもべ)たちに履き替えさせているシーンが増えました。 カンパニーの対立を象徴している一連の殺陣のシーンは、席が前の時はやはり見ごたえがあります。音、スピード、声、そう、光一さんや亮くんをはじめ、キャストの生声に圧倒されます。コウイチとリョウがステージ前方にせり出て、赤いスポットライトで一瞬ポーズする時の亮くんの表情には戦慄が走りますし、コウイチの鬼の形相にも目を見張ってしまいます。殺陣の時のコウイチの表情はありえない位険しかったり、喘いでいたりと常に断末魔の表情なのですが、どんな表情をしてもへちゃむくれにならない顔ってあるんですね〜(ため息)。一旦コウイチ側が優勢と思いきや、階段がひたひたとステージ後方に現れ始めるとこの後の展開を知っている私の様なリピーターは既にこの時点で心臓が高鳴り始めるはずです。 銃撃されるコウイチとアキヤマ・ヤラ・マチダ・ヨネハナ。リョウが個人的とも思えるように激しくコウイチを蹴る。この時のリョウには(ジャパネスク上の)演技を通り越した憎しみすら覗えます。そして一騎打ち・・・。敵に圧倒されている(ジャパネスク上の)アキヤマ・ヤラ・マチダ・ヨネハナを見渡し、なんとも言えぬ悲壮感溢れる表情をするコウイチ、そして舞台は階段へと転じます。ここまでの殺陣にも細かい変更がありましたが、言うまでもなく進歩です。サントラで「死闘」〜「落城」がかかるだけで泣けてきちゃうって人きっと多いと思うのですが、このスローダウンした音楽が哀しみを煽るんですよね。今回は階段でリョウを挑発するシーンももっと分かり易くなっていて、コウイチが真剣にビビるリョウに対し、「来いよ」と促します。階段から転げ落ち身悶えるコウイチ、そして彼とカンパニーの間に降りる薄い幕。これが現世と死者の境界を意味しているのですね。手を伸ばしても、誰も届かない所に本当に一人で行ってしまったコウイチ。前回にも増して泣いてる方が多かったです。 (バックステージでのラターニャの英語のセリフ)“Koichi, second curtain is soon. Are you okay?”<2幕がもうすぐ開くけど、あなた大丈夫?> 二幕のオープニングに変更は無かったと思います。ただ「In The Cemetery」は、今回はライヴヴォーカルだと思いました。そして続くシェークスピアのシーンは改めてその意味深さに考えさせられました。「ハムレット」では、アキヤマが自責の念に駆られ、コウイチの事故以来見続けていた悪夢が「ハムレット」と重なっているという設定でしょうか、そして父の夢を叶えるというプレッシャーが重なる。コウイチが自分を恨んでいると思い込んでいるアキヤマに対し、「お前が殺したはずのオレは、まだ生きている」とコウイチの声に戻って諭しているセリフも相変わらず深い!そして王から王子に転換、前回ハムレット王子のセリフの一部をアキヤマが言っていたので、理解が複雑と思えたセリフは今回はコウイチが通しで言っていたのですっきりしました。アキヤマがハムレットに囁きかけるように言う、「裏切り者は叔父」のセリフを言うや我に返り「裏切り者がカンパニーの中に?」へと続きます。光一さんのセリフ回しも2/23の時は、深みが増して素晴らしかったです。 今回の亮くんの「リチャード3世」を見てつくづくいて感じたのが、翼くんと比べやはり立ち回りにも重量感がない事ですね。ドラマですと全身がずっと映っている事って少ないと思いますが、舞台だと常に全身見られているという姿勢で動かないと、シェイクスピアの様な古典だとちょっと軽い感じがしてしまいます。大げさにする必要はないのですが、もう少しセリフや動きに重みが増すといいかなぁなんて感じました。でも声を荒げる箇所では、驚くするほどの説得力と表現力を持って発せられ、鳥肌が何回も立ちました。リチャードの劣等感と陰謀はまさにリョウのままで、リチャードとアン王女の関係値は、リョウとリカに重なる。リョウの剣に倒れたコウイチがリチャードが謀殺した王の亡霊となってここでも現れる。絶妙です! 「ロミオとジュリエット」は、愛する人に先立たれたジュリエットとリカが重なっていますね。そして私達の思いも・・・。 |
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| ハーレムのネタバレ情報で秋山くんが本当にピアノを弾いている事を知ってビックリです!そしてそのピアノの上の絵は、前回同様に「ロミオとジュリエット」。アキヤマのバックステージのシーンでは、全般的に重いシーンが続く二幕で唯一くつろげるシーンです。コウイチが戻ってきた時には、今回もアドリブが炸裂するのですが、詳細はSHOCK特設ページのネタバレをご参照下さいませ。 アドリブの後にリカと再会〜ラターニャと再会して「THE LADY IS A TRAMP」(ラターニャさんが流暢な(笑)日本語で、「そうそう・・・」と相槌を打つのが可愛い!ちなみにこの時のラターニャの英語のセリフは”I thought that I'll never see you again! (もうあなたには会えないと思っていたわ) I'm glad you came. (戻ってきてくれて嬉しいわ) I can't believe you are really here. (あなたが本当にここにいるなんて信じられないわ)” ”Is your body okay?(身体は大丈夫?)” You were in the hospital for a whole year.(あなたは一年間も病院にいたのよ)” 歌い終わった後は、 ”That was brillliant. (最高だったわ) Stay here I'll be back with the rest of the gang. (ここにいて、他の仲間と戻ってくるから。)”〜アキヤマ・ヤラ・マチダ・ヨネハナと再会の流れはほとんど同じだと思います。その後、リョウに会いにコウイチたちがリョウが立つステージに向かい〜ダンスバトル〜リョウの告白シーンの流れも大きな変更はないと思います。リョウのソロ曲「Watch me!」やダンスバトルの時の「What 10(Ju) wanna say」等もサントラに挿入されていたら嬉しかったです。「What〜」では、“I’m King of No.1”の歌詞が、“Our dreams come true”(オレたちの夢は叶うのさ)に変わってました。またこの曲でもライヴヴォーカルでしたね。C‘mon C‘mon C‘monの繰り返しなど、ライヴでの迫力が堪能できました。亮くんのソロパートもすごく彼の声にあっていてステキでした。光一さんと翼くん声は両者とも低音なのですが、亮くんはソフトでハスキーなので、二人との違いが楽しめます。 リョウの告白シーンは、何度見てもドキドキです。亮くんが例によって涙を見せると、同じタイミングで客席のあちこちからすすり泣きの声が聞こえました。あごからぽたぽたと涙が落ちるのを見るとやはりぐっと来てしまいます。「コウイチのすごさはオレが一番よく分かってる!」ではまた鳥肌が立ちました。一連の告白のセリフは、翼くんに比べ亮くんの方がドラマで熟達したナチュラルな言い回しで、このシーンでは特に効果的だと感じました。リョウが嗚咽しながら、「止まったやつは、・・・・止まったやつは切り捨てられるんだ」と言うセリフはたまらないですね、また彼の言い方も。コウイチは一度だってそんな事言ってないのに・・・。ひょっとしたらリョウは、コウイチから切り捨てられる事を一番恐れていたのかもしれませんね。一幕のバックステージでのシーンで、リョウがコウイチから「お前はもうステージに立つな」と言われた事が、どれほど彼を不安にさせていたかが感じ取れます。あの一言がなかったら、リョウはあんな行為に及ぶ事も無かったかもしれません。 告白の後、コウイチがリカに刺され、自らの死に気付くシーンは多少の動きの違いはありますが、印象はほとんど同じだと思います。ただリカがリョウに説教しているような、リカのセリフが増えていました。コウイチがリョウに語りかけるシーンのセリフは、すごく包容力が増した言い方だった感じがしました。 記者会見後に、再びカンパニーが一致団結するシーンは嬉しくもあり、切なくもあり、でもリョウが「行くぞぉ!」と気合いを入れる時、見ているだけの私ですが、気持ち的にはがっつり気合が入りました。 ちなみに記者会見で「それ、カツラですか?」と外国人ダンサーの方が訊ねるのですが、9日の時には、「違います!」と言ってのに、23日には「カツラですけど」に変わってました。 |
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| 2/9の大太鼓では、光一さんが撥がぶつからないはずのとこでぶつかってしまったと思います。以後のリズムもちょっと狂ってしまいました。あれは相当キツイと思います。またドラミングバトルでは、今度はステージがローテーション!スピード感が増してます。その後に続く二幕の目玉ともいえる「Flying2」では、2/9で見た真ん中の席の時の方が、よりその迫力を体験できました。光一さんが歯を食いしばって飛んでいるのがよく確認できました。この時の音楽も良いですよね!リョウも下手2階席からフライングでステージに降りてきます。 このショーでは、リョウと殺陣をするのはナオキなので、リョウは悪役を脱した事になるのでしょうか?リョウは今度はドラゴンと闘います。このドラゴンははじめはLEDに映し出された映像なのですが、3Dとなってステージ上に複数で現れます。その一騎の頭上にドラゴンの化身の様にナオキがドラミングをしながらまたがっている、いわばドラゴンを操っているのがナオキのドラミングみたいな設定なのかなと。 「夜の海」では、歌の途中からリョウ、リカ、ヤラ、アキヤマのセリフが加わりました。無心でステージで踊るコウイチを見ながらのそれぞれの心の呟きがセリフになった感じです。この曲のエンディングのピアノソロでは、コウイチが一人スポットライトを浴び、儚さの象徴とも言える桜の花びらがコウイチを迎えに来たかの様に、天から舞い降りてきます。全てがハッピーエンドの様に美しいのに・・・。その意味を察したコウイチの表情が・・・、言葉では形容できない位の表情を浮かべるんですよね・・・。そして、倒れこむコウイチ・・・、ぎゅっときつく抱きしめるリョウ。こういった感情をあらわにするシーンは、錦戸亮の本領発揮です。そして、3人のちびっ子ジュニアがLEDの画面上に現れるのですが、最後に裕翔くんが「コウイチ!コウイチ!」って呼ぶじゃないですか、実はあのシーンが一番ヤバイんですよね、私の涙腺的には・・・。なんか、ストーリーにも無かった事とか一瞬で妄想できてしまうんです。リョウは小さい頃からコウイチと一緒で夢を追いかけてて・・・云々かんぬんと、要らん事あれこれ膨らまして想像して・・・。まぁそうさせる事が目的であのシーンがあるんでしょうけど。 「CONTINUE」でコウイチは、「走り続ける背中をみせる事が、皆を繋ぎとめる事だと思っていた」で分かるように、コウイチこそがリョウよりも、カンパニーを失う事に関して大きな不安を抱えていたのではないかとも取れます。カンパニーを繋ぎとめておきたかった、コウイチはその気持ちに夢中だった、だから死して初めて「少し違っていたのかもしれない」と気付き、カンパニーがいたからコウイチが走り続けていた事を悟るんですね。「CONTINUE」では、光一さんのヴォーカルだけがライヴだったのかもしれません。絶対に自分で歌う方が感情が入りますよね。 |
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