Endless SHOCK :2006: 400回記念 Stage Review by キリエ
 
 2006年3月18日日昼レポ 加筆された箇所には<NEW>マークがあります。
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 つわもの揃いのお客さんに圧倒された!
 ブログではいつもマヌケなエピソードを書かせて頂いていますが、今回も“やっちゃいました”。実は自分が持っていたチケットが400回記念の公演だと認識してなかったんです、公演日の2週間前くらいまで。3/18公演が400回に当たる事は当然知っていましたが、なぜか自分のチケットは14日のチケットだと思いこんでいて、携帯のスケジュールもその日に「SHOCK」と打ち込んでいました。日付が迫ったある日、じっくりチケットを見返したら、18日昼公演じゃないですか!!もうぶったまげました。それからというものの、落ち着かなくなり、チケットを失くしてはいないかと何度もチケットの存在をチェックし、もしや時間が間違ってないかと当日の明け方にがばって起きて開演時間をチェックしたり(長年同じなのに・・・)、しかも当日は週末なのに朝早く起きなくちゃならないので(通常週末に朝はなく・・・)、緊張しまくりの日々でした。

 そんな事はさておき、初めて週末及び特別日にSHOCKを観劇したのですが、お客さんの面子が全然違いますね〜。まずこれに圧倒されました。観劇態度やロビーでの動きが全然ちゃいますもん。つわもの達の集まりって感じでどよめきました。400回といっても帝劇場内には、特別に何の飾り付けやデコレーションもなく、ただ劇場の周りはいつもより人でごった返していました。観劇していて何より顕著だと感じた事が、いつもより確実にリピーターが多かった事。そして、泣いてる人を全然見かけなかった事。少なくとも私の行動範囲内では。

 今回改めて気付いた事も多かったのですが、まず一番に気付いたのが光一さんが激ヤセしている様に見えた事。なんたってそれが最もSHOCKでした。頬がこけて、そのせいか全体的な存在も一回り小さくなった感じがしちゃって・・・(涙)。なんだか観てはいけないものを観てしまったかのような、罪の意識すら憶えました。それでも声が枯れてるでもなく、ダンスの時に足が上がらない訳でもなく、いつもの様に疲れなど感じさせない演技でした。ただ頬はすごくこけていても、筋肉はバッチリいい感じについていて、たくましく、「ジャングル」の時はおへその上の6パックに目を奪われました。(お着替えも例によってセクハラ目線で凝視!)ツバサくんはパンツをすごく下にはいていて際どさのご馳走があるんですが、光一さんのパンツは相変わらずクラッシックに極めて上部で止まってるんですよね。

 光一さんのパフォーマンス的には、2月後半に見た時よりも更に細かい点で磨きがかかっていて、特に屋根の上のシーンのセリフやハムレットの王の時のセリフ回しは滑舌も良く丁寧で、素晴らしい表現だったと思います。また相手が翼くんとあって光一さんの演技も微妙に違っていた様に感じました。

 階段の上でコウイチが「来い!」とツバサを煽る時に、2度目の「来いよ!」では身体を折り曲げて絶叫していました。今までの中で一番の迫力で、身震いしてしまったほどです。ひょっとして自分を奮い立たせているのかもしれませんね。そして左手に握り締められていた血糊のスポンジの存在に初めて気付きました!!
 バックステージでの鏡の前に座っているコウイチが立ち上がってツバサの胸倉に掴みかかるシーンでは、立ち上がる勢い余って丸イスを倒してしまいました。
 第二幕で歌われる「Why don’t you dance with me?」の歌いだし“What’s going on, Show me yourself, ・・・”の2度目のShow me yourselfのyourselfが強調されて歌われていたのがカッコよかったです。
 「CONTINUE」の前にコウイチが倒れツバサに抱きしめられるシーンでは、コウイチがツバサを見て一瞬微笑むんですよね。その時のお顔が敬虔でいてはかなくて・・・。昇天してからのセリフ、「いいショーだったなぁ」では囁く様な言い方で、すごく実感がこもっていて感動しました。

  つまらない事ですが、これまた初めて気付いたのが、B’wayのシーンでナオキが片方に赤い撥を持っていた事。この撥は第2幕でコウイチとお互いの撥を叩くコーナーで使用される撥だと思います。たまたまこの日だけだったのか、毎回そうなのかは分かりませんが!?またB’wayでヨネハナが嬉しそうにアイスクリームをずーっと見つめていた事にも気付きましたが、すごく可愛かったです。ここでは、13時と3時を間違えたコウイチが「“じゃーさんじ”と言った」とどこかの訛りの様にコミカルに言い訳するシーンも和みます。また、ツバサのセリフ「オレ、「アニー」やりたいんだよね!」というセリフがあった事にも今回初めて気付きました。リカ役の田畑さんは、アニーの役をやってらしたのですよね。そしてMAの皆さんがタップシューズを履いてタップダンスして、その後に続く「Westside Story」コーナーでは、タップシューズを履き替えて再登場される事とかにも気付きました。

 2〜3アクシデントがありました。まずは、Off Theatreの屋根の上の歌の出だし部分で(多分)マイクが通らず、光一さんがうつむき加減に頭を垂れてさりげなく歌が復活してました。また光一さんが殺陣で刀を落としたようですが、新しい演出の様に自然だと思いました。てか、むしろカッコイイ。また「ロミオとジュリエット」の時の衣装チェンジの時にマイクに刺激があったのか、音声がこもってしまってました。これも光一さんが巧みに調節して事なきを得ました。

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 ツバサのライバルはリョウ?

 今回偶然翼くんが出演されるのを見るのはこの400回記念公演のみとなったのですが、実は亮くんの時に物足りなく感じていた部分への翼くんに対する期待がすごく高まった心理状態で観劇していた私でした。彼の足のコンディションについては、最新情報が得られないので、加味して批評する事はできませんが、この公演での翼くんには終始物足りなさを感じてしまいました。個人的に翼くんへの期待がすごく高まっていた事が原因なのかもしれませんが、正直やや拍子抜けしたという印象を持った事は否定できません。ケガの事もあったし、1ヶ月間亮くんの芝居を観て何か今までとは違ったツバサでチャレンジしてくるかな?との期待がちょっとかわされたという印象を受けました。

 亮くんと翼くんの声を比較すると、翼くんの声の方がはるかに聞き取り易く前に出ていて舞台向きだと思えます。亮くんの声はどちらかと言うとこもっていてセリフが聞き取りにくい事も多いのですが、亮くんが発するセリフには感情もこもっているんですね。(駄洒落ではありません、語呂合わせね!)同じセリフを言っても、亮くんのセリフには言霊があるんです。彼のセリフは滑舌や舞台演技を優先するよりも、彼なりの感情描写を重視している様に思えるのです。だから亮くんの演技には、全く遠慮がない。翼くんは根っからの人の良さが邪魔するのか、どうしても遠慮していたり、力加減を気にしている様に映ってしまいます。なのに亮くんは、光一さんを「コウイチ!」、アッキーを「アキヤマ!」と呼びつけにするその言い方も含め、人をど突く時や蹴る時は思い切り苛立ちを込めてど突くし蹴る、睨む時や怒鳴る時は心底憎しみを込めて睨むし怒鳴るそれが人の心を打つんだと思うのです。(私の心だけかもしれませんが)感情の隅み分けも亮くんは頭で考えるより、リョウ/ツバサの様に「オレはオレなりのやり方で前に進んでいくんだ」を実戦しているかのようです。

 亮くんは翼くんに比べ、演技も舞台というよりはドラマっぽく、ダンス面でもまだまだ翼くんの域には達していません。全ての点において翼くんの方が勝っていても、翼くんには私の心を突き動かす何かが無いんです。特に一連の告白シーンでは、この何か足りない焦燥感は増すばかりでした。現にこのシーンでは泣いている人がいなかったですし、私自身も亮くんの時ほど心が揺さぶられる感じが無かったです。
 このシーンでの代表的なセリフ、「コウイチのすごさはオレが一番良く分かってるよ」、「止めろよ、アキヤマ」、「何を続けるんだよ」、「あせればあせるほど皆オレから離れていく・・・」「止まったやつは・・・、止まったやつは切り捨てられるんだ」は、それぞれの微妙に異なる心理状況を亮くんの方が繊細に描写できていた気がしました。特に「止まったやつは・・・」のセリフは亮くんヴァージョンを思い出しただけでも、いまだにじわっと涙がこみ上げてきます
 一方、ツバサくんのセリフは単に怒りをぶつけているだけの様に聞こえてしまいました。細かい感情のメリハリがなく一本やりで、ツバサの孤独や不安が全て怒りを通してのみ表現されているプライドの高い演技という印象でした。また余計な事かも知れませんが、ツバサがリカの事を好きだと言う風にはどうしても見えなかったのです。

 「リチャードIII世」の時も芸風が変わったのか?監督の指示なのか?私には分かりませんが、むしろ前回の時の方が数段動きが良かった感じがしました。(ちなみに担がれて運ばれるシーンが、カットされていました。)そしてクライマックスのコウイチを抱きしめるシーンでも、私にはどうしてもツバサがコウイチを愛おしく想って抱き寄せている様には見えないんです。“演技“という壁がある様に感じられて。亮くんの時は、観ているこちらの想いが彼に憑依しているかの様に、彼の演技に共感できるのですが・・・。

 ダンスに関しても、DVDの時の様な目を引き付ける華やかさが減少した感がありました。「Why Don’t You Dance With Me」のダンスは特に期待していたのですが、ツバサとしての演技なのか、足のケガのせいか、やはり前回と比べ何故か見劣りする感がありました。いつもの様にダンスのキレと華やかさは最高なんですけど、何かが足りないと言う焦燥感は私だけが抱いた感想かもしれません。上手いだけでは、人の心を動かせないとすら感じました。(これは才能がある人に対して、いつも私が抱く感想です)
 あらゆる力加減が亮くんと真逆とも思え始め、彼を意識しすぎてるのかとすら思えて来たり・・・。正直ツバサのライバルは、むしろリョウなのではと思ってしまったほどでした。
アキヤマの顔は癒し系!?
 どうでもいいかもしれない英語のナレーション。おなじみのTerryさんです。
『Ladies and Gentlemen,
Welcome to the Imperial Garden …Dance Theatre(←ちょっとカンでましたよ・・・それに“Dance”は通常言わないと思いました)
Tonight we are gonna take you on a special trip to around the world
To America, Africa, China, Brasil, Ireland, Spain and Greece
Yes, Koichi is a star of this show!
And tonight, you’ll see him singing and dancing, acting and fighting, flying and dying, right here on this stage...
So sit back and relax, as JR, Kenneth, Jeremiah, Jason, and D' Juan, (←ジェレマイアーさんって良い名前ですよね。あとディージォーンさんも!)
We will bring you an exciting opening of World Adventure!』

  アドリブがあるコウイチ甦りのシーンでは、例の様に「リカちゃん、コウちゃんは帰ってきたよ」と低音でダンディーにカッコつけて言ってるバージョンでした。そう言った後に少し間があったので、何かあるのかなぁと思っていると、途端に「特に何もないんだけど・・・」と一瞬素に戻ってました。そして、外国人アクセントで「一年ぶりね〜」とおどけ、意味深な咳払い。リカが「コウイチ」と入り込もうとするとさえぎり、「あっ、ちょっと、も一回・・・。なんだチミは!」とふざけまくっているので、リカさんもふいてしまいました。それでも「コウイチ・・・」と呼びかけ芝居を続けようとするリカに対して、またおふざけで返すと、またリカが「コウイチ・・・」と呼びかけ、ついにはコウイチが、「何回呼んでんの・・・」。その後は”タイタニックごっこ”に続き、MAの4氏がご登場。アキヤマのセリフ「オレの事うらんでないのか?」では、「あれは、アクシデントだよ」と言ってから、秋山氏に向かって「オマエの顔は癒し系だな」とさりげに言い放ったので、秋山くんが戸惑い、ご自身のお顔に指を刺したまま呆然としていました。当然観客がそれを見逃すわけもなく笑い出したので、光一さんも無視できずに「オマエの顔は濃ぃいけど、オレにとっては癒し系なんだ」とフォローしていました。光一さんの秋山くんへの愛を感じますね♪(ちがうって?新手のいじり?)

 今回も幸運にも3回観劇できたのですが、3回目となるとなんだか見慣れたせいもあって、あっという間に終わってしまった感じです。やはり何でも2度目が一番感動しますね。見納めだと思うと、ストーリーうんぬんかんぬんよりも、やはり見納め=観たいという欲望が先に立って、結構双眼鏡使っちゃいました。コンパニー皆さんの汗が、星が瞬いている様に観えました。

 私は光一さんに出会えたおかげで、色々な新しい世界を知り、こうやって自分の選んだファンタジーの世界に浸れるばかりか、寒い冬の生きがいが増えた事に対し、Endlesslyに感謝しておりますです。

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400回記念セレモニー

 最初のカーテンコールでは、幕が開くと正面のLEDに「祝400回」といつものEndless SHOCKのロゴの上に加えられていました。秋山くんが「私が司会進行を務めさせていただきます」として、歴代のSHOCKのタイトルを上げてから、「400回を迎えられたのも皆様のおかげです」とのお礼の言葉がありました。その後に出演者を代表して数名コメントをという流れとなり、トップバターを飾ったのは、米花くん。

 まず「400回おめでとうございます。」と他人行儀に光一さんに会釈。「記念の公演に出れたのは光栄。回数を気にせずに続けられる限りSHOCKを続けて欲しい。僕を必要としてくれるならサポートし続けたい」とコメント。
 
 続いた屋良くんが「SHOCKが400回も続いたのは、光一くんが情熱と力を注いだからこそ、すごくいい作品が出来て、僕たちが貢献できたのが光栄」と。

 そして「実はリーダーと町田くん」が紹介され「実はリーダーの町田慎吾です。ハードなステージを400回もこなされている光一さん、素敵ですよね。僕にとってSHOCKとは、華やかであり、お客さんに夢や希望や感動を与えられると思っています。これからも僕を必要としてくれるなら、どこまでもついて行きたい」と。「続きまして“今井翼”」と秋山くんが紹介した時に、ふとそっかー秋山くんの方が先輩なのかぁと我に返りました。

 「ミレニアムから出演させて頂いて、僕自身は400回にはまだ(カミながら)満たしておりませんが、記念すべき400回公演に出演できる事をすごく嬉しく思いますし、光一くんをすごく尊敬しております」

 「最後に我らが座長、堂本光一様より」と紹介され、「えーーーーーーっ(校長っぽい長さ)、堂本光一と思います。(申しますと言いたかった)」。頼むから400回記念のスピーチで自分の自己紹介くらいはカマないで欲しかった。光一さんもしょうがないので、再度「堂本光一と思います。どうぞお見知りおきを」lって、ボビーかいな! 
 「400回という数、僕らにとっては一回一回の公演をこなす事が全てで、数へのこだわりは感じずにやってきました。去年300回をむたえて(迎えてというべきところ)、〜マイクを通さずコメントする秋山くんに茶々を入れてから〜 あっという間に400回で、今回が最後という話もありましたが、せめて500回は・・・(大拍手)。僕はどうなるか知りません。(←ど・どういうこと?)秋山が最初に言った様に、観にきてくださる皆さんがいるからこそ続けられる、僕らもストーリーの様に前に進むようにやっていかないな(対訳:「いかなければいけないな」の意)、MAにしてもバックアップと言ってますが、同じ板の上に立つ者同士、まぁ秋山以外だけどね。」、それを受けて秋山氏が「めちゃ感動してたんですけど・・・」(会場大爆笑)「皆が400回というわけではないが、祝える空間があるのは嬉しく思います。何気にダンサーの赤坂麻里だけ400回。(大拍手)結婚できずにずーっと・・・。結婚出来ずに400回。・・・僕らにとっては一回一回が勝負なので、皆さんの期待に応えられる様、これからも努力していきたいと思っています。本日はありがとうございました。最後に秋山に締めてもらおう!」で最後に秋山くんに振っていました。
 それを受けて秋山くんから「末永いSHOCKの応援よろしくお願いします。本当にありがとうございました!」で一旦幕が降りました。

 ダンサーの赤坂さん、400回連続出演とは素晴らしいです。大拍手を贈りました。また400回を自分だけの手柄とせずにカンパニーと共有しようとした光一座長のリーダーのしての資質に乾杯!!「結婚出来ずに」は余計だったかも知れないけど、光一さん独特の愛情表現です。赤坂さんもきっと嬉しかった事と思います。(T T)

 再度幕が上がり、今度は座長お一人のご挨拶。「400回の実感はない」と言った時の400回が400くゎい、ここでもカンでました。「これからも更に精進して進まなくてはいけない。」「皆様のおかげで来年もまたSHOCKが出来る事になりました。続けられる限りは続けたい。新作の話も動いているので、いずれ披露できたら・・・。」とコメントしていつものお礼。スピーチが終了すると同時にお祝いのバズーカでテープが飛びました。

 帰り際にすれ違った方が大声で「またSHOCKやるんだって、もういい加減にして欲しいよ」と大声で叫んでました。その方の肩をそっと叩いて、「あなたは来なくていいから」と言ってやりたかったですね。


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